ハコスカ用部品を大量に投入
本家から型取りにも挑戦!
NISSAN AUTOMOBILE TECHNICAL COLLEGE KYOTO/RASHEEN
日産京都自動車大学校/ラシーン(RB14系)
パッと見は「ハコスカ」の愛称で親しまれている、往年の名車3代目スカイライン(C10系)。その雰囲気をフロントガラスの形状やピラーの角度が似ているという理由から、同じ日産車で今もファンが多いクロスオーバーSUVのラシーンで再現してしまったのが日産京都自動車大学校。
同校のカスタマイズ科に通う学生たちが製作した1台で、その名も「ラコスカ」。名前の由来は分かりやすく、ラシーンとハコスカを掛け合わせたものである。
グリルやバンパー、テールランプなど外装に使われる多くの部品はハコスカ用をそのまま使っている。人気車種だけにレストア用に復刻された部品が充実しているため、部品集めで困ることはなかったとか。
しかも実車の雰囲気に近付けるべく、ボンネットやサイドの下部を走るクッキリとしたサーフィンラインは本物のハコスカからFRPで型取り。ちょうど他の学生がラコスカと同時に出展予定だったハコスカのレストア作業を進めていたこともあり、身近な場所にある「モチーフ」を上手に活用した。
もうひとつの見どころは、ボンネットの裏やエンジンルームに描かれた花柄。こちらは同校カスタマイズ科初の女子学生が、エアブラシを使って1人で描き上げた力作。今後このラコスカは車検を取得し、学校の公用車として活躍する予定だ。
フロントバンパーやグリル、ウインカーなどは社外の復刻版を仕様。各部品の位置関係も実車通りでラシーンの面影はなし。ハコスカの必須アイテムと言えるチンスポも装着。
ホイールはハコスカと相性バツグンなRSワタナベ・エイトスポーク、タイヤはミシュラン。どちらもラコスカに興味を示したメーカーの協賛品。車高調はラルグスが協賛してくれた。
問:日産京都自動車大学校 0120-55-3723
https://www.nissan-gakuen.ac.jp/kyoto
(スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_岩田直人)