2つのフェイスで2つの雰囲気を持つ
“鋭さ”と“重厚感”の絶妙なバランス
CLUBLINEA/CASSANO FF
クラブリネア/カッサーノ FF
クラブリネア、マーテル、MG、ディーンなど、シーンを絞ったデザインやサイズで様々なブランドを展開するホイールメーカー、クリムソン。
その中で、クラブリネアは、1980年代のイタリアでレーシングスーツブランドとして人気があった「リネアスポーツ」に端を発する歴史の深いブランドだ。
欧州車、とくにデザイン性や機能美に優れたハイエンドな車種をイメージし、それらに見合う高級感をホイールの中に描き続けてきた。
最新モデルは“鋭さ”と“重厚感”という相反する要素を表現する「カッサーノFF」。
フェイスは、リムに突き刺さるよう鋭角に研ぎ澄まされた5本スポークと、リム外周に割り込むように伸びる力強い5本スポークが、高低差を付けて重なり合う。
ともにツインスポーク形状だが、異なるデザインでフェイスの上段、下段を構築することにより、“鋭さ”と“重厚感”をそれぞれが表現。見る角度によって、シャープでスポーティに見えることもあれば、ビッグセダンやLクラスミニバン、SUVに劣らない重厚さを見せることもある。
また、両者の高低差、下段スポークの斜度のある面、上段スポーク内側の落とし込み、リム奧のアンダーカットなど、各所に立体的な造型を用いることで、ホイールの奥行き感を大きく高めているのも特徴。
円の中という限られたスペースにおいて、この奥行き感を生み出すデザイン要素はとても重要。カッサーノFFはこれまで培ってきたノウハウを最大限取り入れ、シンプルだが複雑なデザインを実現しているのだ。
そして、カッサーノFFのもうひとつの特徴は、ネーミングにも入るFF=フローフォーミング製法の採用。ホイールの製造方法は鍛造と鋳造に大別されるが、フローフォーミングはそのどちらものメリットを活かし、軽量、高強度、デザイン性を高次元でバランスさせた注目の製法。
AMGなど欧州の高級SUVにおける強度荷重値にも対応できるよう、そしてそれらハイエンドカーユーザーが求める洗練されたデザインを実現するためにフローフォーミングを採用している。
国産車向けサイズも設定
欧州車をターゲットとするカッサーノFF。サイズ設定には、メルセデス・ベンツやBMW、アウディなどにベストなサイズがもちろん揃っているが、実は国産車向けの5穴P.C.D114.3サイズも設定されている。
19、20インチともに国産車サイズはあり、アルファード&ヴェルファイアはもちろん、ハリアーなどのSUVにもベスト。近年、欧州車をモチーフとしたカスタムは人気が高い。カッサーノFFで足元のスポーティさと重厚感、美しさを高め、ハイエンドなカスタムを楽しんでみるのは間違いなくツウでお洒落だ。
センターのオーナメントはクラブリネアのロゴデザインを配置。デザインは同じだが、ホイールのカラーに合わせて、2色のパターンを用意する。
【WHEEL SPECIFICATION】
SIZE | H/PCD | PRICE |
---|---|---|
19×8.0J | 5/112 | 4万6000円 |
19×8.5J | 5/112、5/114.3、5/120 | 4万7000円 |
19×9.5J | 5/112、5/120 | 4万9000円 |
20×8.5J | 5/112、5/114.3、5/120 | 5万2000円 |
20×9.5J | 5/112、5/114.3、5/120 | 5万4000円 |
●カラー:ブラッククリアポリッシュ、メタルグレーポリッシュ
問:クリムソン 06-6180-1511
https://www.crimson-inc.co.jp
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_霜田奈緒]