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デカイはイカス! まずはインチアップと車高から!|30アルヴェル カスタムガイド タイヤ&ホイール編


どの程度下げ、大きくするか外径と照らし合わせて選択を


30アルファード 30ヴェルファイア(該当車種)



カスタムするならエアロやライティングから!! とはやる気持ちも判らないわけではないものの、その前におさえておくべきポイントがホイールを大きく見せるインチアップだ。


インチアップとはホイールとタイヤの占める割合に注目し、純正よりもホイールの占有面積を増やすメニューのこと。

アル&ヴェルはクルマのポテンシャルが高く、ほかのミニバンでは履けない22インチも履けるため、イバリ度も満点だ。

1インチアップでも2インチアップでもOK。

ぜひ挑戦したい。ただし単純に大きくすればいいわけでもない。

交換後も、タイヤ外径を純正とほぼ同レベルに維持することが必須。

闇雲に行うと、スピードメーターやナビの自車位置にズレが生じるなどの弊害が起こる。

さらに切っても切れない関係性にあるのが、サスペンションだ。

車高を落とす量で、具体的に履けるホイールのサイズが変わってくるため、インチアップとローダウンはつねにセットで考えたい。

が、この時点ですでにハードルが高いと感じる人もいるはず。

純正車高でのインチアップや、純正タイヤを活かしたままでホイールを変えるインチキープという手もあるので、手始めにそこから挑戦するのもアリかも。


1つの目安は2インチアップだ!


純正は16〜18




20inch



21inch



22inch


大きさだけでもこんなに違う。

例えば「21インチ希望!」と大きさを伝えれば、ショップがベストなサイズを提案してくれるため、オーナーは具体的に「何Jのインセットいくつ」など、そこまで考える必要は一切ナシ! プロに任せよう。

細かいサイズよりも、まずはいろいろ見比べ想像を膨らまそう。


真横からの外径を統一


ホイール面積を広げつつ、タイヤ(サイドウォール)の面積を減らし、結果的に外径を純正とほぼ一致させることが大前提。

インチアップするごとにタイヤの空気量が減るため、乗り心地は悪くなる傾向に。

タイヤによってはロードノイズが増える場合も。

タイヤは消耗品だ。ランニングコストも考えよう。

ちなみにインチアップは重量が上がるため、燃費が悪化する。

カッコ良さとトレードオフだ。


NORMAL



INCHI-UP



インチアップはタイヤ外径を変えず、タイヤの厚みを減らす作業で、全体の大きさは変えずにホイールだけを大きくする。


タイヤの流用は!?



インチアップはホイール代だけでなく、手持ちの純正タイヤが使えなくなるため、タイヤも買い換えが絶対的に必要。

手持ちタイヤを流用したい場合は、サイズを維持する“インチキープ”という手もあるが、見た目の物足りなさは否めない。

タイヤは銘柄で価格差が大きい。


そのほかに必要な物は!?


タイヤ、ホイールのほかに、ホイールを固定するナットも別途必要。

ホイールは基本的に汎用品。

より確実に固定させるための、ハブリングと呼ぶ取り付け部に噛ませるパーツも必要(アル&ヴェル専用設計を除く)。

それらの購入には数千円〜数万円必要。


ココにも着目!


ホイール選びでデザインの次に重要となるのはナットの穴数と、(ナットの中心を取り囲んでできる円の直径である)P.C.D.。アル&ヴェルは5穴のP.C.D.114.3のホイールを選ぼう。


5-114.3

穴数 P.C.D.


POINTS


①タイヤは薄く、ホイールは大きく!

②純正外径あわせが絶対条件!

③タイヤの買い替えが必須


Vol.141 トヨタ アルファード & ヴェルファイア No.13より (2019.12.26)



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