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三菱・GA3W/4W系RVR(2010年2月〜2011年10月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車試乗記


ジャストサイズのコンパクトSUV


MITSUBISHI/RVR

ミツビシ/アールブイアール(GA3W/4W系 初期)2010年2月デビュー



三菱 MITSUBISHI RVR 2010 2011 2012 新車 試乗記 レビュー

アウトランダーをベースに誕生したコンバクトなSUVがRVRだ。


かつてスライドドアを備えたRVとして人気を博したモデルと同じネーミングだが、新しいRVRは通常のヒンジドアを備えた、いわばオーソドックスなSUV。ユーザーニーズの高い欧州、東欧がメインマーケットだ。


フロントビュ—は誰が見ても三菱車と判るジェットファイターグリルを採用。ウェッジの効いたサイドビュ—にワイド感のあるリアビュ—と合わせ、全体に塊感のある好感度の高いルックスに仕上げられている。


Gグレードに標準/Mグレードにオプション設定のスーパーワイドHIDライトは要注目。従来比1.4倍の光量に加え、配光の左右アングルが従来の45度に対し約80度とワイド化を実現した。


結果、コーナリングランプ以上の側方視界を得ることが出来る優れもの。またフロントフェンダーはデリカD:5同様樹脂製だ。ホイールはGグレードが17インチ/アルミ、Mグレード/Eグレードは16インチ/スチールが標準となっている。


インテリアはハイコントラスト文字盤(Gグレード)を採用した2眼タイプのメーターやゲート式のシフトレバー、マグ合金製パドルシフト(Gグレード)、チルト&テレスコ付きステアリングなど、機能性の高さを感じさせる内容。


加えてインパネ前面部やドアトリムアッパーなど、手の触れる部分にソフトパッドを採用して上質感を高めた。Gグレードにオプションのパノラマガラスルーフにも注目したい。幸大なガラスエリアもさることながら、開口部左右にイルミネーションユニットを内蔵し、シェードのオープン/クローズ時ともにイルミの演出が楽しめる。


パワートレーンは1.8L4気筒DOHC16バルブMIVEC+6速スポーツモード付きCVTのINVECS-Ⅲのワンタイプだ。


走りは、発進・加速時、巡航時と全域通して軽快感が際立っている。けしてパワフルというわけではないが軽快にまわるエンジンフィールが心地の良いスポーティ感を生み出している印象。前後オーバーハングの短さやコンパクトなポディのサイズ感も寄与してか扱い易さ、取り回しの良さもある。


乗り心地は低・中速域でのハーシュネスが少なく、予想以上に快適だ。気になる10.15モード燃費は2WD車15.2km/L 、4WD車15.0km/L。全モデルがエコカー減税(50%)に適合している。


力強く軽快な走りと低燃費を両立した、新開発の1.8LMIVEC(連続可変バルブタイミング)エンジンを搭載。


Gに標準装備のアームレストスルーリッドを活用すれば、リアN人が乗っていても長尺物の収納が可能となる。




ビルトインタイプのルーフレールと同時装着となる大開口のパノラマガラスルーフは、Gにセットでメーカーオプションとなる。サンシェードの開時/閉時のどちらでも使用できるLEDイルミネーションも同時装着。


全高を低く抑えながらも広い車内空間は、ドライブに大きなゆとりを生み出してくれる。


リアシートは6:4分割可倒式。荷物の量や乗員数に合わせて、フレキシブルにラゲッジのアレンジが可能だ。


Gには、ステアリングホイールから手を離さずにシフトチェンジできるパドルシフトが標準装備される。




ディーラーオプションパーツも豊富にラインアップ






エクステリアでは、スポーティグリルをはじめ、左右分割タイプのフロントコーナーエクステンションや大型テールゲートスポイラーが、インテリアではピアノブラックのアクセントパネルセットや本革調シートカバーなどがディーラーオプションとして設定されている。テールゲート開閉に連動して点灯するゲートランプは優れモノアイテムだ。



※記事の内容、価格、スペック等は2010年2月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。


※スタイルワゴン2010年4月号より



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