先日、自宅のエアコンを掃除してもらうために、専門の業者さんに依頼しました。機材はもちろんですが、手際と準備に改めて、やっぱり「餅は餅屋」だなあと感心させられました。
まずは、現場の下見
どのような場所に設置されていて、作業スペースはどう確保し、水をどこで入れるか、周囲の物の養生がどの程度必要か。その場で的確に判断をして、作業時間・内容を見積もり、お客様にご案内し、了承を得てから次の過程へ。
その後は、作業の準備にとりかかります。スペースを確保するために物を移動して、移動しないものには、養生を施し、作業する床面が汚れたり傷つかないように保護シートを敷いていきます。
養生が終わったら、作業に使用する機材の準備です。洗浄機、ホース、ポンプ、薬剤、水、排水用のバケツなど、手際よく設置していきます。
ここまで終わればあとは作業開始です。エアコンのパネルを外して、車でいえばエバポレーターが見えるようにします。そこを洗浄機で洗い流していくと、ほこりやカビがドワーッと流れ出てくるわけですね。
いやあ、汚い。
透明の水が黒い液体になってでてくるんですね。普段はここを空気が通って、温度を調整されてまた室内に出てきます。汚れた空気が室内を循環しているんですね。
実際の汚れた状態を見るとぞっとします。エアコンがきれいになっただけで、心も晴れ晴れした気になりました。年に一度は清掃した方がいいですよとアドバイスいただきました。
汚れがすべて落ちたら、元に戻して乾燥させて、動作確認して、片づけて終了。業者さんにいろいろ聞いてみたところ、新規のお客様はそれほど多くないとのこと。リピーター様が定期的に依頼してくださるということだそうです。
うーん、なるほど。確かに、一度やってもらったら、どれだけ汚いか見たら、定期的にやらずにはいられないですね。
ちなみに、お掃除機能付きのエアコンは、リビングには向かないそうです。寝室などでは効果を発揮できるそうですが、リビングなどは、キッチンの油分なども吸い込むため、お掃除機能が油をフィルターに塗り広げてしまうそうです。
電気屋さんはそんなこと教えてくれなかったなあ。
エアコン掃除とクルマとの関係性とは
前置きがだいぶ長くなってしまいましたね。で、なんで自動車メディアでエアコン掃除の話かというとですね。整備工場とすごく似ているところが多いなあと思ったからです。