先日は、インターネットの普及によって旧車のパーツ検索や購入、売買が飛躍的に便利になったとお伝えした。
今回は「スーパーカー」という観点から、そのインターネットがボクに対してどう影響を与えたのかについて触れてみたいと思う。
かつて、スーパーカーの情報は私的に発信されることが少なかった
ボクはスーパーカーが大好きだ。
スーパーカーに関する情報は、ネット上にたくさん存在し、見ていて飽きない。
しかし多くはそのスーパーカーのスペックや、書籍でも慣れ親しんだ「公的な」開発秘話だったりする。
つまりスーパーカーオーナーからの「私的な」情報発信はほとんどなかった、と言っていい。
そしてやはり、ボクが2008年にスーパーカー(ランボルギーニ・ガヤルド)を購入しようと考えたとき、あまりにスーパーカーを”買うということ”に関する情報が少なかった。
事実、スーパーカーの購入や維持に際しては山のように疑問がある。
・そもそもスーパーカーディーラーはどこにあるのか?
・どうやってディーラーに訪問するのか(予約が必要なのか)?
・試乗はできるのか?
・任意保険は加入できるのか?
・ローンは組めるのか?その金利は?
・点検や修理にはどれくらい費用がかかるのか?
・そもそも壊れないのか?
…といったことだ。
とにかくスーパーカー購入は未知の世界だから、疑問しかないと言っていい。
そして、その疑問を解決しようとしても、書籍はもちろん、インターネット上にほとんど情報が存在しなかったのだ。
その理由はいくつかあるだろうが、正確にはわからない。
スーパーカーを持っているということをそもそも知られたくない(公開したくない)人もいるだろうし、スーパーカーを(ネット普及以前から)乗り継いでいる人は今さらその情報を公開したりしないのかもしれない。
自分がスーパーカー購入に関する情報の発信元になるしかない
だから、そのときボクはこう考えた。
情報がないのなら、自分が情報を公開し、後に続くスーパーカーオーナー予備軍の不安を解消しようではないか、と。