個人的なことで恐縮だが、今年、娘が成人式を迎えた。あっという間だった気がするし、正直いって長かったような気持ちもある。とりあえず、父親としての役目はある程度果たせたのかなと思う反面、一抹の寂しさがあることも否めない。成人式というひとつの区切りを迎えたことで、幼い娘と過ごした時間はもう2度と戻ってこないという現実に直面してしまったからだ。
そこで、記憶が鮮明なうちに、この場をお借りして「今年、成人した娘を持つクルマ好きの父親より、小さいお子さんがいるお父さんたちに伝えたいこと」をまとめてみることにした。娘を持つお父さん向けであることはもちろんだが、息子さんでももちろんいいし、これから父親になろうという人にもぜひ読んでいただきたいと思う。
*古い画像のため低解像度のものも含まれているが、そこはご容赦いただきたい
我が娘が小さいときにどこに出掛けたか振り返ってみた
娘が小さいとき、特に小学校に入る前は、毎週末のようにどこかへ連れて行っていたように思う。すぐ近くの公園だったこともあったし、ショッピングモールにも連れて行った。渋滞が苦手だったこともあり、実は観光地や遊園地などにはあまり連れて行っていかなかった。渋滞が苦手というのは、クーラーがなかったり、クラッチを踏む左足が疲れたり、水温や油温に気をつけなければならないクルマに乗っていたことが原因で、特に気が短かったというわけではない。
当時の筆者は20万kmオーバーのオデッセイ(RA1)や旧いポルシェ911や、空冷ワーゲンに乗っていたので、子供を乗せてもまったく不安がないとは決して言えない時期の方が長かった。メルセデス・ベンツEクラス(W124)になってからも、夏場は水温が高く、ヒヤヒヤしたものだ。
そんなクルマが集まるイベントには、娘が歩き出す前から連れて行っていた。今回、娘が成人となり、家を出たというタイミングでもあったので、自分(父親)とクルマの思い出を聴かせてくれと指令(?)を出したところ、しぶしぶ送られてきた文面の冒頭がこんな感じだった。