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「煽られたらどうする」よりも「煽られないために」を考えてみる


※本エントリーの中では「煽るクルマ」のことを、pushするクルマの略として「P-Car」と呼ぶことにした。ネット掲示板でよく書かれている「珍走団」に近いイメージと受け取っていただければと思う。また、画像はあくまでもイメージです。


さて、このP-Car、最近では毎日のようにテレビを始め各種メディアでとりあげられているようだ。で、だいたいの論調はP-Carに煽られたらどうするか?という、もう既に起きてしまったことにどう対応するか、という観点が多いように思う。具体的には、ドライブレコーダーを装着する、装着していることをアピールするステッカーを貼る、ドアや窓を開けない…等々。


そこで今回は、起きてしまった後ではなく、その手前に目を向けてP-Carの行動開始スイッチを押さないためにはどう対処するべき、そしてしないべきかを考えてみようと思う。当記事は、当然ながらP-Car全般の傾向を論じているだけである。個別にその傾向を持つと断じてしまったクルマや、そのオーナーを総じて批判しているわけではないことをご承知おきいただきたい。


まずはP-Carを見分けるところからはじめてみよう。


P-Carのボディカラーは黒


「煽られたらどうする」よりも「煽られないために」を考えてみる


黒く塗装のクルマが背後からグングン迫ってきて、背後にぴったりと車間を詰めてくる…。それはかなりの確率でP-Carと思って間違いないはずだ。黒いクルマが背後に貼りついてきたら、何の躊躇もなく道を譲ろう。例え、腹が立っていたとしても、だ。ハザードをつけて路肩に寄せ、行き過ぎるのを待つだけでいい。黒いというのは、ボディだけではない。ガラスに透過率の低い、つまり色の濃いフィルムを貼り、車内を見えづらくしているクルマもP-Carかもしれない。これもやり過ごすことでリスクヘッジできるはずだ。


P-Carの車高は低い


「煽られたらどうする」よりも「煽られないために」を考えてみる


「車高が低い」というのは、何らかの手段によって車検証上の全高よりも車高を下げてあるクルマのことだ。善良な読者の中にはよくわからないという方もいるかもしれないので、簡単に見分け方を説明しておく。フロントタイヤ上部とフェンダーアーチの間にゲンコツが入るほどの隙間がないときは大抵該当している。一部のスポーツタイプのクルマ以外、そこにはある程度の隙間があるはずだ。


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