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3列独立シートよりも嬉しいかも? 2階建てバス「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」の1階座席に乗車!



ひと足はやい夏休みを、京都の実家で過ごした8月上旬。



約1週間ゆっくり休んだあと、京都から東京までの帰り道を「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」に乗って移動しました。



3列独立シートで快適に過ごせる車内や、その他充実の設備を含めて、乗り心地をレビューします!






夏休みで混み合う、京都駅八条口から乗車



「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」東京行きの始発は、京阪バス枚方車庫。

その後、ぼくが乗車する京都駅八条口(23:05発)を含めて、複数の停車地を経由します。






夜23時と遅めの時間ですが、夏休みの時期ということもあって、京都駅バスターミナル周辺ではかなり多くの人がバスを待っていました。

大きな荷物を持っている人をたくさん見かけたので、長期の帰省や観光で利用する人が多い模様。





時間が時間なので、駅周辺のお店はすでに閉まっているところが多いですね。



八条口側では、23時まで営業している「マクドナルド」や24時間営業の「なか卯」があるので、乗車前の時間つぶしや腹ごしらえにおすすめです。






さて、23時ちょうどに「ホテル京阪」の前にある「H2」乗り場に到着して待っていると、時間通りにバスがやってきました。



京都駅八条口のH2乗り場に2階建てバスが到着

京都駅八条口のH2乗り場に2階建てバスが到着



2階建てバスなので、やっぱり通常よりも大きさというか高さを感じる車両ですね。

ではさっそく乗車してみます。






ちなみに今回乗車するバスの概要やルートは以下の通りです↓



「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」概要




































運行会社

京阪バス・関東バス

バス便

東京ミッドナイトエクスプレス京都号

シートタイプ

2階建て・3列独立シート
1階6席・2階31席

※車両設備・サービス内容は担当会社により異なる

運賃

5,980円~9,400円

運行体制

2人

所要時間

約8時間38分(東京行き)

停車地

京阪バス枚方車庫→京阪枚方市駅→京阪樟葉駅→京都駅八条口
→三条京阪→山科駅→渋谷マークシティ→バスタ新宿





特徴としては、2階建て・3列独立シートであることや、停車地に枚方や渋谷があることでしょうか。(車両は運行便によって異なります)

特に、これまで乗ったバスは直接バスタ新宿に停車する便がほとんどで、渋谷に高速バスというイメージはありませんでした。渋谷で降りるほうが目的地に近い人には便利ですね。








トイレ・洗面台に、ウォーターサーバーまで充実した設備の車内



2階はカーテン付きの3列独立シート、1階は独立シートまたは2人掛けのダブルシート



   

ぼくの座席は、1階に6席だけあるシートのひとつでした。



このバスは基本的に3列独立シートなのですが、4席だけ2人掛けのシートになっていて、隣り合った2席のどちらも使って良いとのこと。いわゆる「ダブルシート」的な感じです。



2人掛けシートを両方使うことができた

2人掛けシートを両方使うことができた





これはある意味、3列独立シートよりも嬉しいかも。



ひとつの座席は荷物置きに使って、もうひとつの座席は後ろに誰もいないスペースなので限界まで倒します。

前に3列独立シートに乗ったときもそうだったけど、シートを大きく倒せるかどうかで快適性はかなり変わりますね。






他の3列独立シート席はこんな感じです↓



3列独立シート。車内のほとんどのシートはこのタイプ

3列独立シート。車内のほとんどのシートはこのタイプ

リクライニングを最大まで倒した状態

リクライニングを最大まで倒した状態






また、こちらが2階の様子。3列独立シートがずらっと並びます。



2階席の3列独立シート

2階席の3列独立シート



2階の各座席にはプライベートカーテンがついています。

これは、前回ぼくが乗車した「メープルハーバー」のように、自分のシートのまわりを360度に近いぐらい囲むことでプライベート空間ができるもの。周りがまったく気にならなくなるので、おすすめです。








シート同士の間隔、前方のスペースの広さは座席の位置によって違う印象です。



ぼくが座った1階前方の席は少し足元が狭め。ただ、後ろを気にせずシートを倒せる位置なので窮屈さは感じません。






シートまわりの装備としては、フットレスト(足置き用のクッション)やスリッパ・ブランケット、Wi-Fi、コンセントなどなど。



フットレスト(クッション)に足を置くとかなり快適

フットレスト(クッション)に足を置くとかなり快適




肘掛けの下にコンセント

肘掛けの下にコンセント

アメニティのブランケット、車内用スリッパ

アメニティのブランケット、車内用スリッパ





トイレ&独立洗面台に、ウォーターサーバーも



   

1階の後方にはトイレと独立洗面台があります。

洗面台は、通常トイレの中に一緒になっている車両が多いけど、このバスはトイレの外に独立しているため使いやすいですね。消灯前に歯磨きしたりコンタクトを外したり、利用している人が多かったです。




1階後方のトイレ。鍵をかけると車内の「使用中」ライトが点灯するため他の人が使用していることがわかる

1階後方のトイレ。鍵をかけると車内の「使用中」ライトが点灯するため他の人が使用していることがわかる

独立洗面台。就寝前の歯磨きに利用する人も

独立洗面台。就寝前の歯磨きに利用する人も






また、洗面台の近くにはウォーターサーバーもありました。紙コップもあるので、のどが乾いたときには助かります。水を飲んでトイレに行きたくなっても車内で済ませられるので安心。



紙おしぼりも用意されていたので、軽食をとるときなんかにはありがたいサービスです。



紙コップ付きのウォーターサーバーに、紙おしぼりも

紙コップ付きのウォーターサーバーに、紙おしぼりも






休憩は1回のみ。だから朝までぐっすり



このバスは車内にトイレを備えていることもあり、サービスエリアでの休憩は1回のみ。

その分、始発の枚方から終点のバスタ新宿まで約8時間半と、所要時間が短めです。



ぼくが京都駅で乗車した後は、三条京阪と山科駅で停車。その後すぐ消灯となりました。






そして24時半ごろ、休憩場所の「甲南パーキングエリア」に到着。もうお店は閉まっていて真っ暗でしたが、念のためここでトイレに行っておきました。



唯一の休憩場所「甲南パーキングエリア」

唯一の休憩場所「甲南パーキングエリア」

休憩に出るときは車両番号カードが渡されるので、バスに戻るときも迷わない

休憩に出るときは車両番号カードが渡されるので、バスに戻るときも迷わない





そして休憩から戻ったあと、本格的に寝ることに。



もともとは夜行バスではなかなか寝付けなかったぼくだけど、今回もスムーズに寝られました。

やっぱリクライニングを全開に倒せるのええわ。






そして気が付くと朝。6時前、時間通りに渋谷に到着。

そこから荷物を準備していると、10分ほどでちょうど終点のバスタ新宿に到着しました。



早朝6時過ぎ、終点のバスタ新宿に到着

早朝6時過ぎ、終点のバスタ新宿に到着



運転士の交代を除くとサービスエリアでの休憩が24時過ぎの1回のみなので、それ以降は朝まで熟睡できるのがこの便の良いところですね。



サービスエリアでの休憩が複数回ある場合、たとえ自分が外に出ないとしても、車内の明かりがついたり風が入ってきたりで起きてしまう人が多いと思います。それがないのがメリットだと感じました。



設備が充実していて快適なのはもちろんですが、移動中ゆっくり寝たい、という人におすすめの夜行バスですね。







ちなみに、「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」乗車時にはポイントカードがもらえます。

乗車1回につき1スタンプもらえ、スタンプが10個集まると1回分の乗車券として利用できるというもの。帰省などでこの区間を利用する機会が多い人はお得になります。




「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」専用のポイントカード

「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」専用のポイントカード


また、この便の利用者は、京都の「地下鉄・バス一日券」が通常大人900円のところ700円で購入が可能。京都観光をする際にはぜひ利用したい特典です。



(タナベセイジ)


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