札幌~帯広を結ぶ都市間高速バス・ポテトライナー
車内は3列独立シート・トイレ付き、最後列のみ4列シート仕様
【乗車記】札幌駅前バス停を14:00に出発!
休憩は占冠(しむかっぷ)パーキングエリアにて
17:45(定刻10分前)、帯広駅前に到着!
バス旅おすすめグルメ:帯広名物と言えば、豚丼!
札幌~帯広を結ぶ都市間高速バス・ポテトライナー
今回ご紹介するのは、北海道の札幌~帯広を結ぶ都市間高速バス・ポテトライナー。昼行便のみで、毎日片道10便ずつ運行しています。
全便とも札幌駅~帯広駅を運行しますが、便によって直行便・音更経由便・芽室経由便の3パターンがあり、停車バス停が変わります。札幌駅~帯広駅までの所要時間は、最短で約3時間30分(帯広発・直行便)、最長(札幌発・芽室経由便、音更経由便)で約3時間55分。冬場はさらに10分遅くなります。
ポテトライナーは、北海道中央バス、北都交通、ジェイ・アール北海道バス、北海道拓殖バス、十勝バスの共同運行路線。今回は、十勝バス運行便に乗車してきました!

十勝バス運行の車体は、スカッときれいな黄色一色。十勝の名産・ジャガイモが色の由来かな? なんて勝手に想像して楽しくなりました。側面には同じくきれいなブルーで「TOKACHI BUS」のロゴが入っています。シンプルなぶん、遠目でもハッキリ見やすいのがいいですね。

ではまず、車内の様子からご紹介します!
車内は3列独立シート・トイレ付き、最後列のみ4列シート仕様
ポテトライナーの座席は、横3列×縦10列の3列独立シート。トイレ付きで、最後列のみ4列シート仕様です。


座席リクライニングはかなりゆったり! フルで倒すと体感で130度くらいの感じです。ただ昼行便では全部倒すとリラックスしすぎてしまうので、個人的には全部倒さずお好みの加減で止めるのがおすすめ。フットレストとレッグレストも付いています。


座席前方には網ポケットと荷物かけ。最前列席の場合はドリンクホルダーも前方に、それ以外の場合のドリンクホルダーは足元付近に付いています。


車内はフリーWi-Fi完備。網ポケットにネットワーク名・パスワードの説明版があるので、使いたい場合は各自でチェックします。USBポートも座席側面に、1座席1つずつ完備。


トイレは車内中央辺りに。階段を降りていく形なので、利用時は足元にご注意を。

網棚には毛布がスタンバイ、自由に借りて使えます。また、座席前方には小さめサイズのゴミ箱が設置されていました。大きなゴミは持ち帰りですが、小さなゴミはこちらに捨ててOK。ちょっとしたことですがありがたい!


バス前方にはモニターがあり、停車バス停などが確認できます。

【乗車記】札幌駅前バス停を14:00に出発!
今回の乗車は、札幌駅側から。札幌駅前バス停を14:00に出発して帯広駅前BTに17:55着予定、約3時間55分のバス旅です。

なお乗車バス停の名前は「札幌駅前4番のりば」ですが、実際には駅から出てすぐ目の前にあるわけではなく、駅から徒歩約6分の距離があります。
場所自体は大通り沿いなのですが、私は初めてでちょっと道に迷ったので、同じく初めて行く方は時間に余裕を持って行くのがおすすめです!

さらに、実は予約時に降車予定のバス停を間違えていた私。帯広駅前で降りるつもりが、「おとふけ」降車予定となってしまっていたのです。
予約時に料金も払ってあったので、もし追加料金があったらどうやって払えばいいのかと心配になり、バス停のスタッフさんにご相談。「バス停のすぐ斜め後ろにチケット売り場がある」と教えてもらい、事前に確認できました。良かった! ちなみに「値段は変わらないからチケットはそのままで大丈夫ですよ」とのことでした。

ほっとしたところで、あらためてバス停で待機。定刻10分前にバスが到着しました!

取材日の札幌駅前バス停からの乗車人数は、私を含めて3、4人ほど。ゆったりのんびり座席について、いざ帯広方面へ出発です!
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休憩は占冠(しむかっぷ)パーキングエリアにて
札幌駅を出たあと、バスは次のバス停である札幌ターミナルのりばへ。こちらのバス停は14:15発でしたが、14:12には乗客が全員そろったとのことで、バス停に停車したまま先に車内アナウンスが伝えられました。内容はバス停の到着予定時刻の案内や車内注意など。
そうして、バスは定刻に出発。取材日はいいお天気で、車窓からの風景が気持ちいい! さすが北海道、札幌からちょっと離れただけで、もう雄大な景色が広がります。

休憩のアナウンスが流れたのは、16:03。「まもなく休憩予定のパーキングエリアに到着します」とのことでした。休憩予定は10分。車内前方のモニターでも、休憩場所や時間が流れて確認できました。
アナウンス後、すぐに休憩地の占冠(しむかっぷ)PAへ到着!

北海道勇払郡占冠村にある占冠PAは小さなパーキングエリアながら、トラックや自家用車の姿もちらほら。ソフトクリームやポテトなど、休憩向けのグルメエリアも賑わっていました。


また、PAには北海道の大きな案内図も。現在地と、主要道路・主要都市の場所が書かれた地図を眺めると、「北海道ってほんと大きいんだな」なんてしみじみしてしまいました。

さて、休憩が終われば再びバスが発車。ここからは帯広まで休憩なしです。
17:45(定刻10分前)、帯広駅前に到着!
帯広側の最初の降車バス停は、「道の駅おとふけ」。定刻では17:30ですが、実際はもう少し早めについたようでした。ここからバスは約5分間隔でバス停を過ぎ、定刻10分前の17:45には終点の帯広駅へ到着。
乗務員さん、ありがとうございました!

帯広駅前バス停は、バス停から駅が見えるくらいすぐそば。バス停のすぐ前には「バスターミナルおびくる」があり、待合所やカウンターがあるのが見えました。便利ですね!


ポテトライナーは札幌から帯広まで直行できる都市間高速バス。ゆっくりくつろげる車内や、豊かな景色が楽しめるのが魅力です。
また、今回私が乗車したのは昼便でしたが、朝の便は札幌発8:00/帯広発7:30から、夜の便は札幌発19:00/帯広発19:15まであるので、日帰り旅に利用するのもおすすめ。
何より嬉しいのが、リーズナブルな料金! 札幌から帯広までの料金は、シーズンや日により異なりますが3,580円~、学割や早割の設定もあります。
ちなみに札幌駅から帯広駅までは、JR特急電車「とかち」「おおぞら」も走っており、所要時間は約2時間45分前後、料金は8,000円前後となりますよ。
※料金は2025年8月現在
バス旅おすすめグルメ:帯広名物と言えば、豚丼!
なお実はバス車内にいるうちから早々にお腹が空いてきていた私。十勝グルメと言えば、やっぱり豚丼でしょう! ということで、駅から徒歩約5分の老舗・はげ天さんで豚丼をいただいてきました。

旨みしっかりの豚肉が網焼きされ、秘伝のたれがたっぷりと。香ばしく柔らかくコクがあってほんのり甘い、まさに幸せの味でした!

はげ天 本店
- 住所
- 帯広市西一条南10-5-2
- TEL.
- 0155-23-4478
- 予算
- 朝昼¥1,000~¥1,999夜¥1,000~¥1,999
- 営業時間
- 定休日
※取材協力:十勝バス
(陽月よつか)