目次
九頭龍神社へのアクセスは徒歩か船
いざ、バスツアーで月次祭へ!
箱根神社へ
月次祭に行ったら食べたいグルメ
九頭龍神社の月次祭に行くならバスツアーがおすすめ
東京から元箱根港周辺へのアクセス
縁結びのパワースポット「九頭龍神社本宮」
神奈川県箱根にある芦ノ湖には、かつて9つの頭を持つ毒龍が棲み、人々を苦しめていました。箱根で修行中だった、箱根権現を祀る箱根神社を建立した万巻上人(まんがんしょうにん)が、湖畔近くの小さな岩場「龍が島」で毒龍を調伏。改心した毒龍の化身は芦ノ湖の主・龍神となり、湖畔の森に祀られました。それが「九頭龍神社本宮(以下、九頭龍神社と称する)」です。
金運、開運、商売繁盛、縁結びのご利益があるといわれ、毎月13日に行われる、龍神様に感謝を捧げる月次祭は、多くの参拝客が訪れます。
最近は縁結び効果がスゴイと若い女性の間で大人気! 月次祭に参加したら恋人ができた、結婚できたという声が、SNSを中心に広がっているんですよ。
九頭龍神社本宮へのアクセスは徒歩か船
徒歩でのアクセス
森の中にある九頭龍神社までは、車で行けません。徒歩で行く場合は、芦ノ湖北岸にある芦ノ湖遊覧船 湖尻ターミナル横の遊歩道を進みましょう。湖尻ターミナルから片道30分ほどです(※湖尻ターミナルは2023年1月現在施設休業中。バスは発着しています)。または路線バス停留所の箱根園からも行け、こちらからは徒歩20分ほど。どちらも九頭龍の森への入園料(600円)が必要です。
船でのアクセス バスツアー利用もおすすめ
月次祭が行われる13日限定で、元箱根港から「九頭龍神社参拝船」が1便だけ運航します。行きの船は10時40分発、帰りは12時10分と13時(2023年1月調べ)。帰りの13時の船に乗り遅れた場合は、遊歩道を歩いて帰ることになります。
多い時には数千人が訪れるという月次祭。九頭龍神社参拝船で参拝に向かうなら、乗船券の手配をしてもらえるバスツアーがおすすめです。
元箱根港まで乗り換えがなく座って移動できる、添乗員さんが参拝の流れをガイドしてくれるなどのメリットもあります。
また、月次祭で玉串拝礼(御祈祷)を受けたい場合は、御祈祷申込封筒を記入し、御祈祷料(2,000円以上)を入れて、神職の方に渡す必要があるのですが、こちらの封筒もバスツアーでは用意してもらえますよ。
いざ、バスツアーで月次祭へ!
実際にバスツアーで月次祭に参加してきました!
まずはざっくり動画で紹介します。
バスの中では玉串拝礼を希望する人に、御祈祷申込封筒や神様に捧げるお供え物の御供が配られました。揺れの少ない東名高速道路を走行中にバスの中で用紙を記入。御祈祷料を封筒に入れて準備完了です。
朝9時半に元箱根港に到着すると、すでに多くの人が来ていました。みなさん、御祈祷申込封筒を書いています。
私たちはバスの中で既に記入済なので、神職の方に渡すだけ。書いている人達を横目に、ちょっぴり優越感を感じながら封筒を神職へ。代わりに「御祈祷神札・龍神水引換券」と「参拝祈願証」を受け取りました。
今回参加したバスツアーでは、15時半まですべてフリータイムです。九頭龍神社参拝船の乗船券も、バスを降りるときガイドさんから受け取っていたので、10時40分の乗船時間まで湖畔を散歩して過ごしました。
10時過ぎには乗船待ちの列ができていたので、そちらに並んで、4階建ての最上階の席をゲット。25分の船旅です。
最上階の席は寒いけど絶景!
出航してすぐ右手には箱根神社の平和の鳥居が見えてきました。映えスポットとしても有名な、いつも大行列の鳥居。感染症対策で2023年1月現在は立ち入り禁止となっていますが、船上からなら近くで見られます。
平和の鳥居を過ぎると目の前には富士山が! ちょっと見えただけでも、ラッキーな気分になれる富士山を目の前で見られるのですから、その圧倒的な存在感にパワーをもらえた気がします。
芦ノ湖の絶景を満喫した後は、2階の乗船口に早めに並びました。これ、バスの中でガイドさんに教えてもらった参拝のコツ。ゆっくり船を降りると、参拝まで1時間ほど待つこともあるとか。
神山桟橋に到着すると、そこから神職さんの後について、九頭龍神社まで歩いて行きます。
九頭龍神社の前には既に参拝の列ができていました。月次祭は神職さんと代表者だけで行われるので、一般参加者は11時15分からお参りできます。早く船を降りられたので、15分ほどでお参りを済ませられました!
参拝後は、おさがり(神前にお供えされたもの)の箱根ベーカリー「龍神あんぱん」をいただきました。
次は弁財天を参拝。
参拝後は湖の鳥居に向かって御供を半円を描くように撒き、二拝二拍手一拝してお参りしました。
来た道を戻り、最後に白龍神社を参拝します。こちらは勝負事にご利益があるといわれています。
九頭龍神社、弁財天、白龍神社とまわり、時計を見たら既に12時! 12時10分の船で戻りたかったので、慌ててフェリー乗り場に行きました。
時間に余裕があったら売店でコーヒーをいただきながら、ひと休みしたかったです。新緑の季節や紅葉の季節は、森の中を散策するのも気持ちよさそう。
九頭龍神社本宮
同時参拝でパワーアップ! 箱根神社へ
元箱根港に戻ってきたら、次は歩いて10分ほどの箱根神社へ。月次祭参拝の御祈祷神札と龍神水は、箱根神社で授けてもらえるんです。それに、月次祭では九頭龍神社と箱根神社を同時に参拝すると、さらにパワーがアップするといわれているんですよ。
箱根神社の第三の鳥居をくぐると、杉と檜が両脇にそびえる箱根神社の参道。一般人の私でも神聖な空気が流れているのが感じられます。
第四の鳥居から第五の鳥居までは89段の石段。これは“やく”とかけて厄を祓ってくれるのだそうですよ。
御本殿の右手前には、境内から湧いている龍神水があります。空のペットボトルや容器を持っていくと、自由にいただけます。先ほどおさがりでいただいた龍神あんぱんは、こちらの龍神水を使用しています。おいしいだけじゃなく、パワーももらえそう。
龍神水の横にあるのは九頭龍神社新宮。九頭龍神社本宮までのアクセスが困難なので、平成14年に建立されました。天井の龍の絵は見事なものなので、ぜひ上を見上げてください!
ご神木は2カ所。
第四の鳥居の前に「矢立の杉」、九頭龍神社新宮の右に「安産杉」があります。
最初にもらった御祈祷神札・龍神水引換券は、本殿の左手前にある引換所で交換できます。こちらを引き換えて、月次祭は終了です。
九頭龍神社の御朱印は箱根神社でいただけます。ここでは、御朱印ではなく「御神印」と言います。白龍神社の御朱印は、元箱根港近くの「興福院」というお寺でいただけます。御朱印を集めている人は、こちらにも出かけてみてくださいね。
箱根神社
曹洞宗 瑞龍山 興福院
月次祭に行ったら食べたいグルメ
たくさん歩いて、参拝を終えたころにはお腹がペコペコになっていると思います。箱根神社周辺で利用したいグルメスポットを紹介します。
ベーカリー&テーブル
箱根神社の第一鳥居の近くで朝9時からOPENしているベーカリーカフェ。1階のパン屋さんは10時からの営業です。1階で購入したパンは2階のカフェでイートインも可能。芦ノ湖を眺めながら、おいしいパンを食べるととっても幸せな気分になれて、早速ご利益もらえた気分に。
1階テラスには足湯カフェもあります。寒い日でも足湯に入りながら、温かいスープ&パンでほっこり幸せ。
この日、朝ごはんを食べそびれていた私は、1階でパンをテイクアウト。月次祭に向かう船の上で絶景をおかずにいただきました! 口福&眼福。
ベーカリー&テーブル 箱根
- 住所
- 足柄下郡箱根町元箱根字御殿9-1
- TEL.
- 0460-85-1530
- 予算
- 朝昼¥2,000~¥2,999夜¥2,000~¥2,999
- 営業時間
- <パーラー>10:00~17:00 <ベーカリー>10:00~17:00 <2Fカフェ>9:00~17:00(L.O.16:30) <3Fレストラン>11:00~18:00(L.O.17:00)
- 定休日
- なし ※臨時休業日あり
権現からめもち
箱根神社第一駐車場の休憩所内にある「権現からめもち」。箱根神社の御祭神である箱根大権現から名前を取ったこちらのお店では、龍神水を使用して朝の3時からつくからめ餅が人気です。小豆、きな粉、胡麻、海苔、大根おろしの5つの味があります。
他にも「幸せのかしわ餅」や、神社声援(ジンジャーエール)など、ご利益ありそうなメニューがたくさん!
ガイドさんおすすめの「俺のうどん赤(R)」は必食メニュー! 辛そうな見た目からは想像できない、鰹と昆布の上品なお出汁。若干甘めのお汁で食べるもちもちうどんは、2014年のうどんの全国大会“U-1グランプリ”で3位を受賞しています。他にはない絶品うどん。ぜひ、ここで食べてみてくださいね。
権現からめもち
- 住所
- 足柄下郡箱根町元箱根80-1 箱根神社境内
- TEL.
- 0460-83-5122
- 予算
- 朝昼~¥999夜-
- 営業時間
- 10:00~17:00 無くなり次第終了
- 定休日
- 不定休
九頭龍神社の月次祭に行くならバスツアーがおすすめ
毎月たくさんの人が訪れる月次祭。はじめて出かけるなら、バスの中で参拝方法や参拝のコツ、パワースポットなどを教えてもらえるバスツアーがおすすめです。
月次祭の帰りは、小田原で鈴廣のかまぼこの里に寄るツアーもあります。この日は東名高速もスムーズに流れていたので、1時間半で新宿へと戻れました。バスの中でぐっすり眠ってパワーをチャージ。翌日に疲れを残すこともなく、充実した1日を過ごせました。
東京から元箱根港周辺へのアクセス
九頭龍神社参拝船が発着する元箱根港や、バスの停留所がある箱根園、湖尻までのアクセスを紹介しましょう。
電車・バスの場合
小田急線、もしくはJR東海道線で小田原駅まで行きます。小田原駅からは箱根登山鉄道を利用して箱根湯本駅に行き、そこから箱根登山バスで約30分~50分で元箱根港、箱根園、湖尻へ行けます。
もしくは、新宿からは小田急ロマンスカーで箱根湯本駅まで直行も可能です。また、小田原から路線バスでもそれぞれアクセスが可能で、所要時間は約50分~1時間です。
新宿からは小田急ハイウェイバスの高速バスを利用すれば約2時間半ほどで、湖尻や箱根園へ行けます(元箱根港へは直行できません)。ただし1日1往復便のみなので、湖尻から徒歩7分ほどの箱根桃源台の方が高速バスはより多く発着しています。
車の場合
東名高速道路から小田原厚木道路を経由して国道1号線へ。芦ノ湖大観ICを出て芦ノ湖方面に向かいます。
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(さとちん)