あしかがフラワーパークのふじのはな物語
![華やかでありながら品のある大藤の花](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/9747cbf5d4fd9560ec43f5f21578a100_lg.jpg)
あしかがフラワーパークはアメリカのCNNから「2014年 世界の夢の旅行先10カ所」に日本で唯一選ばれた、花のテーマパークです。藤の花が咲くシーズンは特に人気で、各地からバスツアーが催行されます。
![人気の大藤](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/937f19e01f102f30b6fa203a811593ec_lg.jpg)
藤の花のシーズンは、4月中旬から5月中旬までの約1カ月間。この期間中はうす紅藤、大藤、白藤、きばな藤の順に藤の花を楽しめます。さらに5月には、園内に植えられた5,000株ものツツジが見頃を迎えるので、訪れるタイミングによっては藤の花とツツジの共演が見られます。
ふじのはな物語のおすすめルート
今回私はバスツアーであしかがフラワーパークを訪れ、ふじのはな物語を鑑賞してきました。80分の自由時間がありますので、園内を満遍なく見学できるルートを紹介していきますね。
正面ゲートから園内に入ると、まずは可愛らしい花々が植えられた「フラワーステージ」がお出迎え。こちらにも藤が植えられており、上品な香りが辺りに漂っていました。
![かわいい花々がお出迎え](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/f1bf2e099037bcce1ed75ceec0ea4e4d_lg.jpg)
左手にフラワーステージ、右手に「フードテラス」を見ながら進むと、「うす紅藤の棚」があります。満開のうす紅藤の棚の下を、「オリジナルショップ1」方面に向けて歩きましょう。2023年はうす紅藤が観測史上最も早く開花し、4月中旬に見頃となったのだとか。
![うす紅藤の棚](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/5715f6a29c23dd8f7cc3963380e71d83_lg.jpg)
![水面に映る藤もまた、綺麗です](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/2b93efe9609419cb04813641ff503cd2_lg.jpg)
うす紅藤の棚を抜けたら、オリジナルショップ1の裏にあるジャコウフジを見に行きましょう。このジャコウフジはあしかがフラワーパーク内に1本しかない、貴重な藤だそう。香水の原料となる麝香を名に冠するだけあって、白色の花からはうっとりするような甘い香りが漂っていましたよ。
![とても良い香りのジャコウフジ](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/7b9743f9b4e78824ca62161068e695a5_lg.jpg)
オリジナルショップ1を背にして進むと、そこには栃木県指定天然記念物である大藤が…! 樹齢160年とも言われる2本の大藤が、1,000平方mにも及ぶ藤棚となっており壮観です。頭上から降り注ぐように咲く大藤に、多くの方が釘付けとなっていましたよ。
![藤の花を目当てに、多くの方が訪れます](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/50f34b5ff13e670a8665cfa0bd972788_lg.jpg)
![人気の大藤](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/cf6bb4c8a118ded0a0e1fccedad5b2c5_lg.jpg)
オリジナルショップ1を背にして「大藤の棚」を見学し、道なりに左へ進むと、うす紅藤が天井を彩る橋があります。
![うす紅藤の橋](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/450662ec186c544794e0d29bdf7c8f73_lg.jpg)
この橋を渡ったところに「きばな藤の棚」があるのですが、見頃はまだ先でした。右手にある水上花壇の眺めを楽しみながら、カフェ「マロニエ」方面に向かって歩きましょう。
![水上花壇もあります](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/8a47cc6d16a9bef5f7bbd0ad6877cb00_lg.jpg)
カフェマロニエの右手には、小高い丘となっている「ツツジの海」があります。新緑と色鮮やかなツツジのコントラストが、とても華やかでしたよ。
![鮮やかなツツジの海](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/eb1cc90bc91cefc442c6fa95762bc50b_lg.jpg)
ツツジの海を抜けて西ゲート方面に向かうと「大長藤の棚」があります。この大長藤はその名の通り花房が最長1.8mに育つ品種で、こちらも栃木県指定天然記念物なのだとか。満開になったら、きっと藤の花のカーテンのように見えるのでしょうね。
![大長藤は三分咲きといったところ](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/994494f5dd4395d5e0462b9899da61cd_lg.jpg)
大長藤を背にし、「オリジナルショップ2」の先にある十字路を左に曲がると、「四季彩のステージ」があります。黄色い色味でまとめられた花畑を萌黄色の新緑が引き立て、なんとも優しい雰囲気を醸し出していました。
![園内各所に花壇と、休憩スペースがあります](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/672c388d26128f8c71b0fddeac139488_lg.jpg)
四季彩のステージを右手に見ながら進むと、目の前に「むらさき藤のスクリーン」が。水場を半円状に囲むスクリーンは、夜間にライトアップされるととても写真映えしそうでしたよ。
![むらさき藤のスクリーン](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/1de363e1613672d090982ea2d5808f0b_lg.jpg)
むらさき藤のスクリーンを左手に見ながら正面ゲートに向かうと、長さ約80mの「白藤のトンネル」があります。開花状況は、まだ咲き始めといったところでした。
![咲き始めの白藤のトンネル](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/83b671d5d60509abe4ae21acab7ce723_lg.jpg)
白藤のトンネルを通りすぎたら、もう正面ゲート近くです。最後に大藤の棚にもう一度立ち寄ってみました。80分では足りない…もっと眺めていたい! と後ろ髪を引かれながらあしかがフラワーパークを後にしました。
![大藤のライトアップも見てみたいものです](https://image.kingsoft.jp/starthome/bustrip/2023-04-24/d7f2d3d095ad7abd91d54a4f0861c633_lg.jpg)
私が訪れた4月中旬はうす紅藤と大藤がほぼ満開だったので、これから白藤ときばな藤が見頃を迎えるでしょう。夜間にライトアップされた藤の花も非常に人気が高いので、開花状況をチェックしながら、ぜひお出かけしてみてくださいね!
あしかがフラワーパークへ行くバスツアー
春のあしかがフラワーパークへ行くバスツアーには、ネモフィラで有名な「国営ひたち海浜公園」を訪れるツアーも多くあります。こちらも藤の花と同じくらいきれいなので、丘一面がブルーになっている景色を楽しみたい方にはおすすめのスポットです。
あしかがフラワーパーク
(為平千寿香)