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まるで宝探し!フランス人が大好きな蚤の市の魅力


みなさん、蚤の市に行かれたことはありますか?使わなくなった古道具や古着をはじめ、さまざまなものが販売されるイベントです。
フランス人は古い物、歴史のあるものが大好き。どんなものでも大切に手入れをし、ちょっとした不具合は自分の手で直しながら長く愛用する人が多いです。
そんなフランス人のライフスタイルにぴったりな蚤の市は、フランス人の日常に溶け込む、身近な楽しみのひとつです。
どんなものが売られているの?買い物の仕方は?フランス人が大好きな蚤の市の楽しみ方についても紹介します。


フランスの蚤の市ってどんなところ?

フランスでは、毎週のように週末になるとあちらこちらの街で蚤の市が開かれています。
常設施設があって決まった曜日だけ開くケースもありますが、公園や広場、商業施設の駐車場などを利用して特定の日に開催されることが多いです。
毎年同じ場所で年に一度だけ(数回の場合も)開催される大規模な蚤の市もありますよ。
蚤の市の呼び方は様々で、Brocante(ブロカント)やVide-Grenier(ヴィッド・グルニエ)、Marche aux puces(マルシェ・オ・ピュス)などと呼ばれています。それぞれを簡単に紹介しますね。
1.Brocante(ブロカント)
プロが出店している場合が多く、自分で集めた古い食器や家具・アンティーク雑貨などを商品として販売しています。
2.Vide-Grenier(ヴィッド・グルニエ)
vide(空にする)greniers(屋根裏)という名の通り、不用品を手放すことで屋根裏部屋をスッキリさせようという催し。出店しているのは一般人が多く、売られているものも様々。いわゆるガレージセールやフリーマーケットのようなものです。
3.Marche aux puces(マルシェ・オ・ピュス)
Pucesは蚤のことで、訳すと「蚤の市」です。ブロカントと同様プロの出店がメインですが、アトリエや店舗を持っているプロが多く、商品の状態がよい一方、値段が高くなる傾向があります。


フランスの蚤の市にはどんなものが売られているの?

1.キッチン用品
まず、最も多く目にするのがキッチン用品です。美しい模様が描かれたアンティークの食器、スプーンやフォークなどのカトラリーをはじめとする銀製品、ワイングラスなどのガラス製品、年季の入った調理道具など、ありとあらゆるキッチン用品が並びます。テーブルや棚の上に敷くクロスやレース編みなどの布製品も豊富にありますよ。刺繍の入ったナプキンやレース編みのテーブルクロスなどはいかにもフランスらしいですね。
2.家具
ダイニングテーブルや椅子、食器棚などの大型家具から、デスクやサイドテーブル、チェスト、マガジンラック、照明器具など様々な商品が並びます。大型家具は常設の店舗で販売されていることが多く、アンティークの食器や小物、古道具などで飾られ展示されています。そのノスタルジックな雰囲気はとても素敵ですよ。
3.古道具
木製の手動コーヒーミルや天秤タイプのはかり、鉄製アイロンなど、見ているだけでも楽しい古道具もたくさん並びます。農作業などで使用する作業道具やレトロな雰囲気の子供のおもちゃもありますよ。

一昔前の暮らしに思いを馳せる時間も蚤の市の楽しみのひとつです。


フランスの蚤の市を楽しむコツ1「朝早くに出かける」

蚤の市でお気に入りを見つけるコツは、なんといっても朝早くに出かけることです。いいものはすぐになくなってしまうので、まだ人が少なく空いている時間帯が狙い目ですよ。そして、気に入ったものは購入を後回しにしないでその場で買ってしまいましょう。「気に入ったけれど一通り見てから買いたいな。」と一旦保留にしていたら戻ったときにはもうなかった…なんてこともしょっちゅう。いい!と思ったその直感を大切にしてくださいね。


フランスの蚤の市を楽しむコツ2「値引き交渉にチャレンジ」

次に値引き交渉もぜひ行ってみてください。気になる品はまず値段を聞いてみて「もう少し安くなりませんか?」や「◯ユーロでもいいですか?」などと聞いてみると案外簡単に値引きをしてもらえるものです。フランス語でのやりとりは難しいですが、うまくいくと楽しさ倍増ですよ。ぜひチャレンジしてみてください。ちなみに支払いはおもに現金です。お財布に小銭を用意しておくと便利ですよ。


フランスの蚤の市を楽しむコツ3「出会いの機会を待つ」

行けば必ずいいものに出会えるというわけではないのが蚤の市。いいものにいくつも出会える日もあれば、何ひとつ見つけられない日も。だからこそお気に入りを見つけたときの喜びはひとしおですね。
今日は何が見つかるかな?と毎回ワクワクできるのが蚤の市の醍醐味。あせらず気長にそのときを待ちましょう。

常設の店舗を含むブロカントやマルシェ・オ・ピュスは少し値段が高めですが、美しいもの、珍しいものがたくさん並び、目の保養にもなります。少々お値段が高めでも、あまり時間をかけずにいいものを探したい方にはおすすめです。
一方ヴィッド・グルニエは、いわゆるガラクタと呼ばれるような不用品も多いですが、その中から掘り出し物が見つかることも多く、いいものをかなりリーズナブルに手に入れることができます。値引き交渉にも応じてくれることが多いですよ。お気に入りを探すのに時間がかかりますが、宝探しの気分を味わいたい方にはこちらがおすすめです。

お気に入りのアイテムが身近にあると日常がちょっと楽しくなりますよね。
新しく便利なものが溢れている現代ですが、古くて味がある、思いの詰まったアイテムと共に暮らす生活も素敵ではないでしょうか。
蚤の市でいつまでも大切にしたいアイテムを見つけ、少しずつ生活に取り入れていけたらいいなと思います。
蚤の市の開催情報がまとめられているサイトもあります。フランス旅行の際にはぜひ行ってみてくださいね!

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