まだ5月に入ったばかりですが、雨の季節は近づいています。今年の梅雨入りはいつになるのか、雨の降り方はどのようになりそうなのか、気象予報士が動画で解説します。
今年の梅雨入りの時期はいつ?
日本気象協会が4月25日に発表した梅雨入り予想によると、今年の梅雨入りの時期は、沖縄や九州から東北にかけて、平年並みか平年より早い見込みです。沖縄は5月の上旬に梅雨入りするという予想になっているので、もう間もなくと言ったところですね。6月に入ると梅雨のエリアが拡大し、本州の各地も続々と梅雨入りする予想です。
今年の梅雨の雨の降り方は?
7月は、暖かく湿った空気が流れ込みやすく、本州付近で梅雨前線の活動が活発になりやすい見込みです。毎年7月の梅雨末期の頃は、大雨に見舞われることが多いのですが、今年も大雨に警戒が必要です。
この4月から新生活を始めた方も多いと思います。慣れない土地での突然の災害に慌てないように、平常時の今から災害の備えをしてください。防災グッズを揃えたり、防災備蓄を用意したりすることは勿論ですが、万が一の際に避難することも考えて、ハザードマップで避難所の位置や安全な避難ルートなどを確認するとよいでしょう。
梅雨を安全・快適に過ごすためのおすすめグッズ
今回は動画に出演した2人に、梅雨におすすめのグッズを持ってきてもらいました。それぞれのおすすめポイントを解説します。
・モバイルバッテリー(高森気象予報士のおすすめグッズ)
大雨で災害が発生した際は、停電になることがあります。そこで活躍するのがモバイルバッテリーです。家族と連絡を取ったり、雨の情報を入手したり、避難所の場所を確認したりと、携帯電話やスマートフォンは必需品となってきます。モバイルバッテリーがあれば、バッテリー切れを気にせずに使用する事が出来るので安心です。
モバイルバッテリーは持っている方も多いと思いますが、しっかりと充電されていますか?こまめに充電をして、すぐに取り出せるところに置いておくとよいでしょう。
・折り畳み傘ケース(工藤キャスターおすすめグッズ)
雨に濡れた傘は、電車やバスなどの中で置き場所に困りませんか?特に折り畳み傘だと、カバンにしまう訳にもいかないし、ひざの上に置いたりすることもできないですよね。そんな時におすすめなのが、傘ケースです。自分も周りも濡らすことなく、濡れた傘を持ち運ぶことができます。
布製の傘ケースもあるのですが、使い終わった後に乾かす必要があるので、連日雨が降る梅雨の時期には、プラスチック製の傘ケースをおすすめします。
最後におすすめなのが、tenki.jpの雨雲レーダーです。48時間先までの雨雲の様子が分かるので、今日だけでなく、明日のお出かけ時に雨が降っているかどうかまで分かるんです。
梅雨の時期は雨が降り続きますが、意外と雲の切れ間で雨が止んでいる時間もあることもあるので、ぜひ雨雲レーダーを使ってお出かけの作戦立てに役立ててください。
梅雨のおすすめグッズや雨雲レーダーを活用して、今年の梅雨も一緒に乗り切りましょう!
動画解説:高森 泰人、工藤 佳奈子