長雨続きでひと頃の猛烈な暑さはいったんおさまったものの、ぶり返す日差しと暑さが体に堪えます。なんとなく体がだるい、食欲がないなど、これって夏バテ？と感じている方も多いのではないでしょうか？先日発表された1か月予報によりますと、この先9月中旬にかけて全国的に残暑が厳しく、特に北日本、東日本で平年よりも気温が高くなる予想です。夏バテを解消するためには適度な運動や十分な睡眠、バランスの良い食事をとることが大事です。そこで、パパっとすぐできる夏バテ解消にもぴったりな楽チンレシピをご紹介します。
これって夏バテ？解消するには
外は蒸し暑く、中はエアコンで涼しすぎたり…日々、体調管理の難しさを感じます。夏バテとは、暑さで体調を崩すことによって現れる様々な症状のことを言います。なんとなく体がだるい、疲れが取れにくい、食欲がない、眠れないなどの症状が感じたら、すでに夏バテになっているのかもしれません。
まだまだ続く夏、少しでも元気に過ごすためにちょっと生活を見直してみましょう。エアコンなどで室内外の温度差が大きくなりすぎると、自律神経が乱れやすくなります。熱中症対策に暑さを避けてエアコンの効いた涼しい場所で過ごすことが大事ですが、あまり外との気温差が大きくなりすぎないように心がけましょう。
食事は3食バランス良く、不足しがちなビタミン、ミネラルを多く含む食事を意識しましょう。特に夏は、汗と一緒に「鉄」が流れ出てしまいます。鉄は血液中の酸素を運ぶヘモグロビンを作っているので、鉄不足になってしまうとヘモグロビンが減ってしまうため、意識的にとりたい栄養素です。鉄と一緒に、鉄の吸収を良くする「ビタミンC」もしっかりとっておくと効果的です。また、暑さや外出自粛で運動不足になり、筋肉量の低下の懸念も。肉や魚でしっかりと「タンパク質」をとるように心がけましょう。
超特急で出来上がり！缶詰でさんまの蒲焼丼
骨まで柔らかいさんまの缶詰め、カルシウムや鉄分が豊富にとれます。
《材料》※1人分
さんまの蒲焼缶詰め 1缶
ご飯 1膳
大葉 2枚
ネギ・ワサビ・ごま 少々
①温かいご飯を盛りつけた上に、さんまの蒲焼缶詰めを乗せ、タレもかけます。
※タレの量はお好みで。
②電子レンジで、約1分温めます。
③刻んだネギと大葉、お好みでワサビやごまを乗せて完成です。
忙しい日やご飯作りが面倒な日にぴったりです。
焼き鳥缶で簡単にできる「酢鶏」
焼き鳥缶を使ったレンジで簡単に作れる酢豚もどきの「酢鶏」。疲労回復効果が期待できるクエン酸が豊富な酢も加わって、夏バテ対策にぴったりです。
《材料》※1人分
やきとり缶(たれ味) 1缶
玉ネギ・ピーマン・パプリカ 1/4個
しめじ 1/4房
ごま油 小さじ1/2
〇調味料
ケチャップ 大さじ1
酒・醤油・酢 小さじ1
砂糖 小さじ1/2
かたくり粉・水 各小さじ1/2
しょうがチューブ 少々
鶏ガラスープ 少々
①玉ねぎ、ピーマン、パプリカは1cm程度の角切りに、しめじは根元を切り落とし、小房に分けます。
②耐熱ボウルにパプリカ以外の野菜を入れてラップをし、電子レンジで約2分温めます。
③上からパプリカとやきとり缶をタレごと入れて、調味料を加えてよく混ぜ合わせます。
④ラップをして、再度電子レンジで約3分温めます。加熱後にレンジから取り出し、仕上げにごま油をたらして完成です。
にんじんを薄く切って入れても〇。お好みでパイナップル缶を加えると、より本格的になります。
野菜ジュースでガスパチョ風スープ
ビタミン豊富な冷製スープ。一日の始まりにぴったりです。
《材料》※2人分
ミニトマト 200g
きゅうり 1本
パプリカ 1/4個
野菜ジュース 200ml
〇調味料
酢 大さじ2
砂糖 小さじ2
オリーブオイル 大さじ1
塩・胡椒 少々
※あればレモンも
《作り方》
①ミニトマトは1/4に、きゅうり、パプリカは5mm角に切ります。
②ボールに野菜を入れ、調味料を入れて混ぜ合わせます。
③ラップをして冷蔵庫に入れ、時々かき混ぜながら10分ほど味をなじませます。
④ボールに野菜ジュースを加えて、再び混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やします。
⑤仕上げにオリーブオイルを数滴垂らせば完成です。
お好きなお野菜でアレンジも楽しめて、忙しい朝にもぴったりなレシピです。どれも簡単にできますので、おうち時間が長い今、ぜひお試しください。たくさん食べて暑い夏を元気に乗り切りましょう。
参考資料 食品成分データベース
