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テイクアウトもお惣菜も、自分の味にも飽きた!そんな時はレシピを見直してみませんか?その2.


昨今のご時勢、テイクアウトも、お惣菜も、色々と試してはみたものの…そして、自分で作るメニューにも少し飽きてしまった、そんな方もいるのではないでしょうか?そのような時にはレシピを見直してみるのがおすすめ!新しいレシピで味に変化が出れば、楽しく食べることができるのではないでしょうか。料理を作るモチベーションも、腕も上がるかもしれません。そこで、定番の料理をアップデート・格上げするレシピをシリーズでご紹介します。ぜひ1度、作ってみてください。思っているより簡単に、そして想像以上に美味しい、おウチご飯の定番になるかもしれませんよ!?


今回はうどん

梅雨の時期特有の気温と湿度で体の不調を感じている人も少なからずいらっしゃると思います。また、多くの場所でエアコンが稼働していて、自分の快適な温度と差異を感じていたり。日によっては夏日となって、汗をかいたり、水分補給に気を配ったりと、体の調節機能も大忙しの時期になります。食べることや飲むことも、体を冷やす働きがあるものを知らず知らずのうちに多く摂取してしまいがち。体が冷えていると、代謝が下がり、疲れやすくなり、免疫力も低下すると言われています。夏本番を迎える前の今の時期、気分的には「暑くなった」からと、冷やしすぎてしまってはいないでしょうか。
今回、ご紹介する「うどん」はそんな時期にぴったりの、体もホッとするメニューです。


関東?関西?うどんのお好みは?

うどんは古くから日本で好まれてきた食事のひとつ。各地に様々なご当地うどんがあります。その数は30種類以上と言われていますが、みなさんがイメージするのはどこのうどんでしょうか?うどんの食べ方やうどん自体の形状も様々。食べ方だけでなく、合わせる具材も考えれば無限に広がっていきます。
そんな中で今回は「関西風」のレシピをご紹介しますが、その前に少しだけ「関東風」と「関西風」の違いをおさらいしておきましょう。
一般的に、「関東風」は濃いめの味付けにスープの色も濃いのが特徴です。反対に「関西風」は味付けもスープも薄いと言われています。その違いは『出汁』の文化の違いにあるようです。『出汁』が人々の生活で根付いたのは、江戸時代頃だそうで、出汁の材料のメインとなる鰹節も、関東ではカビ付けをした枯節が好まれていました。一方の関西ではカビ付けをしていない荒節が好まれていました。また、当時は今ほどに運搬事情がよくなかったので、近い場所で獲れるものを使うことが当たり前で、関東では昆布などはなかなか手に入らない材料だったようです。そこで日持ちもし、薄い味の素材とも合わせやすい、濃口醤油を使った「おつゆ」でしっかり味付けをして食べるようになりました。
対して、「天下の台所」とも言われる地域を擁する関西では、煮干しや昆布など、複数の材料を組み合わせた出汁と薄口醤油を使います。近海で獲れる魚も味わいの強い魚が多く獲れたことから、素材を活かした調理法が好まれて「おだし」で食べる文化が根付いたとも言われています。

こちらは鬼平が食べた、と言われている一本うどん

こちらは鬼平が食べた、と言われている一本うどん


作ってみよう!関西風のおだし

今回は、おだしのレシピをアップデートしましょう。このおだしの作り方を覚えてしまえば、煮物やおでん、煮浸しなど、和食のバリエーションがとても広がります。これからの時期は、冷やして使いたいこともあるかもしれませんね。その際は少し濃いめに味をつけること、冷蔵で4日ほどで使い切るようにしてくださいね。簡単に作ることができますので、ぜひ、試してみてください。
<作り方>およそ4人前
1.  鍋に水1Lと出汁用昆布1枚を入れておきます。*30分以上、浸けておくとさらに味わいが深くなります。
2. 鍋を中火にかけます。
3. 沸騰する直前(ふつふつと小さな泡がたくさん出てきたくらい)で昆布を取り出します。
4. 薄口醤油 大さじ3、酒 大さじ3、みりん 大さじ6、塩 小さじ1/2を入れます。
5. ひと煮立ちしたら、火を止めて、出来上がりです。

参考
株式会社 にんべん

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