本日2月22日は『222』=『ニャーニャーニャー』で猫の日!猫の日は一般社団法人ペットフード協会と猫の日実行委員会が協力して1987年に制定した記念日だと言われています。
そして猫が喜ぶものといえば『またたび』というイメージが強いですよね。楽しそうにじゃれたり、うっとりしたり…いつもとは違ういろんな行動や表情を見せてくれますが『またたびは何故あれほどまでに猫を虜にするのだろう』と気になった経験がある飼い主さんも多いのではないでしょうか?
【参照】笹川保健財団
猫がまたたびが好きな意外な理由について!
またたびはマタタビ科マタタビ属の植物でキウイと同じ仲間だと言われています。猫に与えると夢中になってしまう理由については長年謎に包まれたままでしたが、宮崎雅雄教授が所属する岩手大学の研究チームによると猫がまたたびに体を擦り付けたり、ごろごろと転がったりする行為はなんと虫を遠ざけるためなんだとか。
これはまたたびに含まれる「ネペタラクトール」が関係していて、ネペタラクトールには蚊を忌避する作用があることから、体に塗りつけることで猫が蚊に刺されにくくなると言われています。
一見すると、おもちゃのような感覚でまたたびを好んでいるように見えますが、害虫から体を守るための防御反応だったとは非常に意外ですよね!特に蚊が多く発生する春〜夏の時期は猫ちゃんの健康維持のためにもまたたびを上手く活用すると良いでしょう。
【参照】産経新聞
【参照】鳥居農園
またたびは人間も食べられる?期待できる効果について注目
またたびは猫だけでなく実は人間の身体にも良いんだとか。またたびには『血行促進』・『疲労回復』といった効果が期待できると言われており、実際にまたたびという名前は旅の道中で疲れた旅人がまたたびを食べたところ、再び旅ができるようになったことから「復(また)旅」と名付けられたという説があります。
一般的な食べ方としては、またたびの実は熟しているものでもそのまま食べてしまうと苦みを感じやすいため塩漬けにして食べられることが多く、逆に芽の部分は若芽の方が天ぷらやお浸しなどの料理に適しているそうです。
【参照】ダイヤモンドオンライン
【参照】薬草ライフ
【参照】日本農業新聞
お家でほろ酔い気分。『またたび酒』のレシピ
またたびを食べることに何となくまだ抵抗がある…という方におすすめなのがまたたび酒。アルコールにじっくり漬け込むことでまたたびに含まれるエキスが溶け出し、健康に嬉しい薬膳酒となります。
ただし、またたび酒用に使用する焼酎の一種『ホワイトリカー』はアルコール度数が高いので飲み過ぎには要注意。飲酒時は適量を心がけ、身体に負担をかけないためにもしっかり水分補給するようにしましょう。
〜またたび酒の作り方〜
<材料>
・またたび 500g
・ホワイトリカー(アルコール度数:35度)1.8L
・氷砂糖 300g
<作り方>
1. またたびを水洗いし、ザルに上げたらキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
2. またたびと氷砂糖を煮沸消毒した蓋つきのガラス瓶に入れ、ホワイトリカーを注ぎ入れます。
3. 蓋をして半年〜1年間ほどを目安に直射日光の当たらない冷暗所で寝かせて完成です(※できれば1日に1回程度瓶を揺らし、中身を混ぜるようにしてください。)
猫は大切な家族の一員。だからこそ生態と習性をもっと理解してあげよう!
猫はクールなように見えて感情が顔の表情に出やすい動物。しかし、言葉ではコミュニケーションが取れないため今回のまたたびが好きな理由に意外性があったように私達人間が想像していたものとは違う習性や考えを持っていることがあります。
鳴き声など、行動パターンによっては猫がSOSを発している可能性もありますので、"もしも"の時のためにも普段から猫に関する豆知識を少しずつ身につけていくと良いでしょう。それでは猫好きの皆さま、素敵な猫の日をお過ごし下さい♪