今週から仕事初め、学校初めだった方も多いのではないでしょうか?2020年も始動し始めましたね。
さて、暦は立春にむけて、二十四節気も最終章、これから小寒、大寒を迎えます。植物の種子や球根にとっては、寒い冬がなければ春はやってきません。秋に地面に落ちた種子は、地面の中で暖かな日に間違えてうっかり芽を出すということがないよう、十分寒さを体験しないと芽を出さない性質を備えているからです。
種子にとってはなくてはならない寒さである一方、大半の植物にとっては、防寒、防風、防霜対策の工夫は必須です。今回は、寒さに強く元気に花を咲かせてくれる植物に注目してみました。
0度以下でも大丈夫⁉耐寒性の花たち
・パンジー・ビオラ
冬の庭を豊かに彩ってくれるパンジーやビオラは、開花が長くカラーバリエーションや形の種類が多いため、園芸ファンが多い植物ではないでしょうか。
・ユリオプスデージー
秋から春にかけて、黄色い花を咲かせます。草花のような姿をしていますが、根をはり、何年か経つと茎が太くなります。本来は常緑の低木で、たっぷりの日光を好みます。
・ガーデンシクラメン
シクラメンは室内の花ですが、庭花用に改良され寒さにも強く、華やかで美しい姿は私たちを楽しませてくれます。
5度以下でも大丈夫⁉半耐寒性の花たち
・ゼラニウム
手をかけずとも丈夫なのがゼラニウムです。ヨーロッパの街並みの窓辺にみられる花としても馴染みがある花です。手をかけると可憐でより美しく仕上がります。
・バコパ
白くて小さな可愛らしい花を咲かせます。ハンギングバスケットや寄せ植えの鉢の縁から垂らして植え付けることが多い植物です。
・宿根メネシア
一年草ではカラフルなものが多いですが、宿根草は色が淡く、白やピンクで、ひらひらとフリルが可憐です。四季咲き性が強く、3度程度の気温があれば、真夏を除いて開花し続けます。
植物たちの霜よけ、防寒、防風対策には?
他にも、プリムラ、葉ボタン、ノースポール、クリスマスローズ、クロッカスなど冬の庭を彩る花たちは意外と多いのです。
丈夫な花たちですが、根や葉を傷めないためには、手をかけるに越したことはありません。寒い夜風を防ぐために、鉢植えであれば、室内にとりこむか、底冷えしないよう軒下の壁寄りの高さのある場所に移動し、できるだけ不織布などで覆います。
不織布は100円ショップでも購入できます。また、根元をチップでカバーしたり、新聞紙で周りを囲うなどして、霜よけ対策も行い、大事に育てていきましょう。
寒い中、可憐に咲いている花たちに元気をもらえますね。
私たちも、防寒対策を万全に、寒い冬を乗り越えて、元気に新しい春を迎えましょう!
【参考】
みんなの趣味の園芸