ランニングは自宅で手軽に始められるスポーツですが、毎日仕事が終わって帰宅してから走ろうと思っても、自宅には誘惑が多くて走れないという人もいますよね。寒い冬になってしまうと、帰宅してから着替えて外に出ると考えるだけで憂鬱な気分になってしまいます。
そこで今回ご紹介するのは、ランニングの拠点となるランステの活用術です。初心者には少し敷居が高いように感じるかもしれませんが、むしろ初心者に積極的に利用してもらいたい施設です。ランステを使ったことのない人のために、上手なランステの活用方法についてご紹介していきます。
ランステはランニングの拠点となるスポット
ランステは「ランニングステーション」の略で、ランニングをするための拠点になっています。ランステによって多少違いはありますが、一般的には次のような設備が揃っています。
・ロッカー
・シャワールーム
・休憩スペース
ほとんどの施設では初回利用時に会員登録が必要ですが、2回目以降は受付で会員証を提示して、利用料金を支払うだけで手軽に利用できます。利用の流れを簡単に説明します。
1.会員証を提示して利用料金を払う
2.ロッカーキーを受け取る
3.指定されたロッカーを利用して着替える
4.走りに行く
5.戻ってきてシャワーを浴びる
6.着替え終えたらロッカーキーを返却する
利用料金は1回600〜800円程度で、回数券や定額利用できる会員サービスを用意しているランステもあります。
ウェアやシューズをレンタルしよう
ランステではランニングシューズやウェア、タオルなどの貸し出しも行っています。ランニングに必要なものをすべて借りることができますので、仕事が思ったよりも早く終わって「ちょっと走ろうかな」と思ったときに、手ぶらで行っても走れてしまいます。
走り終えたらそのまま返却できるので、家に帰ってからウェアを洗う必要がありません。ランステの多くが朝からオープンしていますが、朝ランをするときにウェアをレンタルすれば職場に汗臭いウェアを持っていかずに済みます。
練習着は汗を吸っているので、すぐに洗わないといけませんが、それをしなくてもいいというのはとても大きなメリットですよね。
さらに、ランステによっては、1足2万円以上もするような最新のランニングシューズを、数百円で借りることもできます。種類も豊富に揃っていますので、まずはランステでランニングシューズを借りてみて、気に入ったシューズがあれば購入するというのもおすすめの活用方法です。
ランステを拠点に自由に走り回ろう
東京の場合、ランステの多くが皇居周辺に集まっていますが、走りに行くのは皇居でなくてもかまいません。冬ならイルミネーションがきれいな東京タワーまで往復するというのもいいですし、秋には少し足を延ばして神宮外苑の銀杏並木まで走るのもおすすめです。
自分で好きなようにランニングコースを作れるのが、ランステの魅力でもあります。
フルマラソンを走れるくらいの走力があるなら、休日の朝からランステを拠点にして、ラン仲間と山手線を1周するというのもおすすめです。ランステの周辺には居酒屋なども多く、打ち上げをする場所には困りません。
Suicaなどの交通カードを持っておけば、コンビニで飲み物も食べ物も買えますし、いざとなったらランステまで電車やバスで戻ってくることもできます。
このようにランステは、ランニングの楽しみ方を増やしてくれるスポットでもあります。これまで使ったことのない人も、ランステを上手に活用して、いつもとは違った景色の中を走ってみてはいかがでしょう。