4月も折り返しを迎えましたが、この時季「イースター」という言葉を目にする機会が逢えますね。
「イースター」とは、キリストの復活を祝うお祭りのこと。復活祭とも呼ばれ、キリスト教の人々にとっては、クリスマス以上に大切な行事です。ここ数年、ポップで可愛いイースターエッグやウサギの雑貨や、さまざまなイベント、ワークショップも登場し、日本でもイースターが定着しつつあります。
今回は、イースターとはどういう行事なのか、あらためて調べてみました。
卵に象徴されるキリストの復活
ことしのイースターは4月16日です。
イースターは「春分の日のあとの最初の満月から数えて最初の日曜日」と決まっています。そう、イースターというのは、毎年日付は変わりますが、必ず日曜日。キリストは、弟子の一人に裏切られ十字架にかけられましたが、その3日後の日曜の朝に蘇ったとされています。つまり、キリストが復活したのが日曜の朝だったことに関係しているのです。
そして、イースターといえば、「卵」。
卵には、キリストが死の殻を破って生命を吹き返したことや、卵が殻を破って新たな生命を羽ばたかせるイメージを重ねています。卵に象徴されるのは、復活と命。
また、イースター(Easter)はサクソ族の春の女神であるイーアスター(Eostre)にちなんで名付けられたもので、春の訪れを祝う意味もあるのです。イースターというのは、はじまりの4月にぴったりの行事なのです。
イースターの祝い方は?
キリスト圏では、イースターのときは、クリスマスのように家族でご馳走を食べてお祝いします。
また、イースターエッグを庭に隠してイースターの朝に子どもたちに探させたり(エッグハント)、スプーンで卵を転がす遊びを行ったり(エッグロール)します。そして、卵を運んでくるのは、イースターうさぎ。うさぎは、昔から繁栄・多産のシンボルとされていて、イースターでも欠かせない存在となっているのです。
毎年ホワイトハウスでも、イースターマンデー(イースターの次の日)に子どもたちとその親を招いて、エッグロールをするほど、イースター定番の遊びなのです。
TDRやUSJでイベントも開催
日本でも、ここ数年イースターが定着し、さまざまなワークショップやイベントなどが開催されるようになりました。
TDRでは、スペシャルイベント「ディズニー・イースター」が6月14日まで開催。
またUSJでも、6月25日まで、「ユニバーサル・ワンダーランドの春は、かわいいイースター! ユニバーサル・イースター・セレブレーション」が行われています。
イースターは、カラフルなイースターエッグやウサギのモチフなどポップで愛らしいものが多く、ウキウキするようなお祭り気分があります。春の訪れをイースターで味わってみてはいかが!