
今日27日は太平洋側で午前中から気温が高く、東京都心では10日連続で35℃以上の猛暑日になっています。午後は関東の内陸部で38℃台まで上がる所があるでしょう。厳しすぎる残暑が長く続いています。体力に自信がある方も無理をせず、できる限り暑さを避けて過ごすようにしてください。
●太平洋側で気温上昇中 東京都心は猛暑日の連続記録と年間最多記録を更新
今日27日は寒冷前線が本州を南下しています。日本海側は曇りや雨で気温の上がり方は鈍いものの、太平洋側は日差しが届き、厳しい残暑となっています。
午前11時半現在の気温は、埼玉県の久喜市37.0℃、埼玉県鳩山町36.8℃、群馬県下仁田町(西野牧)36.5℃など、関東地方の地点が高温ランキングの上位を占めています。
東京都心は午前11時半までに35.3℃まで上がって10日連続の猛暑日となっており、年間猛暑日の日数は今日27日で23日目に。連続猛暑日数と年間猛暑日の最多日数、ともに記録を更新しました。
●内陸部は38℃前後まで上がる所も
太平洋側では昼過ぎにかけても日差しの届く所が多く、体にこたえる暑さが続きます。最高気温は福島県や関東甲信から四国など太平洋側で35℃以上の猛暑日となる所があるでしょう。特に関東の内陸部では38℃くらいと体温以上の暑さになる所もありそうです。
東京都心で10日連続の猛暑日となるなど、厳しすぎる残暑が長く続いています。体力に自信がある方も無理をせず、できる限り暑さを避けて過ごすようにしてください。
なお、寒冷前線の南下に伴って、夕方から夜にかけては関東など太平洋側でも雨や雷雨となる所が多いでしょう。雨が降ると気温は急激に下がりそうです。ただ、湿度が高く、風通しの悪い場所は蒸すでしょう。
●だれでも簡単! 脱水状態のチェック方法
熱中症の予備軍ともいえるのが「脱水状態」です。体の中で、水分が少なくなっているのを判断するには、次の2つの方法がおススメです。
1つめは、皮膚をつまみ上げて、脱水状態をチェックする方法です。手の甲の皮膚をつまみ上げた後、放してみましょう。もとに戻るのに、2秒以上かかれば、脱水状態になっている可能性があります。これは、高齢者が脱水しているかどうか、周りの人でも確認しやすい方法です。
2つめは、爪を押して、隠れ脱水症をチェックする方法です。手の親指の爪を、逆の手の親指と人差し指でつまんでみてください。つまんだ指を離した時、白くなった爪の色が、元のピンク色に戻るのに3秒以上かかれば、脱水症を起こしている可能性があります。
もし脱水状態になった場合は、スポーツ飲料などで水分補給を心がけてください。