
今日15日の札幌は、昼前に最高気温30℃以上を記録し、今年31回目の真夏日となりました。年間真夏日日数としては、1924年に並んで最多タイの記録です。また、関東から九州では、午前のうちからぐんぐん気温が上がっており、最高気温35℃以上の猛暑日となっている所もあります。
●今日15日は札幌で真夏日 年間の真夏日日数としては1位タイ
今日15日の札幌は、雲の切れ間から日差しが届き、気温が上昇しています。昼前に最高気温30℃以上を記録し、今年31回目の真夏日となりました。札幌の年間の真夏日日数としては、101年前の1924年(大正13年)に並んで最多タイの記録です。なお、札幌の午前11時30分までの最高気温は、30.1℃となっており、今日15日日中の最高気温は31℃の予想です。湿気が多く蒸し暑いため、熱中症に注意してお過ごしください。
●今日15日は関東~九州で猛暑エリア拡大
今日15日は、関東から九州は太平洋高気圧に覆われて晴れている所が多く、午前のうちから強烈な日差しが照り付けています。各地でぐんぐん気温が上がっており、午前11時30分までに前橋では最高気温35.7℃となり、7日ぶりに最高気温35℃以上の猛暑日となっています。その他にも、午前11時30分までの最高気温が広瀬(山口県岩国市)で35.3℃、加久藤(宮崎県えびの市)で35.1℃になるなど、猛暑日となっている所があります。東京都心の午前11時30分までの最高気温は33.6℃で、昨日14日よりも早いペースで気温が上がっています。
今日15日は昨日14日よりも猛暑となるエリアが拡大し、特に九州では体温超えの危険な暑さとなる所がある見込みです。予想最高気温は、日田(大分)で38℃、前橋と名古屋で36℃、東京都心は34℃となっています。西日本の広い範囲と東日本の一部に熱中症警戒アラートが発表されており、熱中症に厳重な警戒が必要です。できるだけ涼しい環境で過ごし、体調の変化を感じたら、すぐに休憩、水分、塩分をとるよう心がけてください。
●簡単にできる脱水状態のチェック方法
熱中症の予備軍ともいえるのが「脱水状態」です。体の中で水分が少なくなっているのを判断するには、次の2つの方法がおススメです。
1つめは、皮膚をつまみ上げて脱水状態をチェックする方法です。手の甲の皮膚をつまみ上げた後、放してみましょう。もとに戻るのに2秒以上かかれば、脱水状態になっている可能性があります。これは、高齢者が脱水しているかどうか、周りの人でも確認しやすい方法です。
2つめは、爪を押して隠れ脱水症をチェックする方法です。手の親指の爪を逆の手の親指と人差し指でつまんでみてください。つまんだ指を離した時、白くなった爪の色が元のピンク色に戻るのに3秒以上かかれば、脱水症を起こしている可能性があります。
もし脱水状態になった場合は、スポーツ飲料などで水分補給を心がけてください。