
これから9月のはじめにかけても、近畿地方の猛暑はおさまらず、特にこれから26日(火)ごろにかけて猛暑のピークとなります。8月下旬になっても、まだまだ熱中症に厳重な警戒が必要です。
●23日(土)~29日(金)猛暑が続く 雨が降っても暑さおさまらず
明日23日は、高気圧に覆われるものの、南から暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。このため、晴れる時間はありますが、天気は変わりやすく、午前中から雨や雷雨の所があるでしょう。南部を中心に、局地的に激しい雨の降る恐れがあります。急な激しい雨や落雷、突風に注意をしてください。
24日(日)も晴れる時間が長いですが、急な雨や雷雨に注意が必要です。最高気温は26日ごろにかけて37℃から38℃くらいになる所があり、体温を超えるような猛暑になるでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。
27日(水)頃は前線が近畿地方を通過するため、雨の降る時間がある見込みです。
その後、29日(金)にかけても、晴れたり曇ったりの天気でしょう。雲が広がっても、最高気温は35℃前後の所が多く、暑さが厳しい見込みです。
●9月2日まで晴れて猛暑が続く 3日ごろから曇りや雨に
30日(土)から9月2日(火)にかけては、おおむね晴れの天気が続く見込みです。
3日(水)と4日(木)は、湿った空気の影響で、曇りや雨の天気でしょう。
最高気温は、2日(火)にかけて35℃前後で、真夏並みの気温となる日がありそうです。
雨の降る3日(水)以降も、33℃前後まで気温が上がり、厳しい蒸し暑さが続く見込みです。
最低気温は26℃前後で、熱帯夜の日が多いでしょう。寝苦しさが続きそうです。
9月に入っても、引き続き万全の熱中症対策を行ってください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効
果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。