
今日19日(火)も全国的に厳しい暑さ。東北南部から九州では、最高気温35℃以上の猛暑日が続出。前橋市は39℃予想と危険な暑さに。万全な熱中症対策を。午後は局地的な激しい雷雨にも注意。北海道と沖縄は大雨に警戒。
●午後は東北南部~九州で激しい雷雨 北海道と沖縄は大雨の恐れ
今日19日(火)は、前線を伴った低気圧が北海道付近を通過するため、北海道は雨が降るでしょう。夕方にかけて、日本海側を中心に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。日本海側北部など、17日(日)に大雨となった所では、土砂災害の危険度が高まりやすい状況となっています。大雨による土砂災害に警戒してください。東北北部も昼頃から雨が降り、激しい雷雨の所もあるでしょう。
東北南部から九州は広く晴れる見込みです。ただ、午後は大気の状態が不安定となるため、山沿いや内陸部を中心に、所々で雨や雷雨があるでしょう。山や川のレジャーは天気の急変にご注意ください。
熱帯低気圧の影響で、沖縄や奄美地方は断続的に雨や雷雨。激しく降る所もあり、大雨の恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。強風やうねりを伴う高波、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
●東北南部~九州で猛暑日続出
予想最高気温は、平年より高い所がほとんどで、全国的に厳しい暑さが続くでしょう。東北南部から九州にかけて、最高気温が35℃以上の猛暑日が続出。前橋市39℃予想、甲府市38℃予想など、内陸部を中心に体温超えの危険な暑さの所もありそうです。
気温が著しく高く、熱中症のリスクが特に高まることを示す「熱中症警戒アラート」が、関東から沖縄の24都府県に発表されていてます。屋外のレジャーを予定されている方は、無理せずに日陰や涼しい場所で休憩をとり、のどが渇く前に、時間を決めてこまめに水分を補給しましょう。たくさん汗をかいたら、適度に塩分をとることも忘れないようにしてください。
夜も気温の高い状態が続くでしょう。人混みなどは湿度が高く、かなり蒸し暑くなりそうです。花火大会や夏祭りなど、夜のお出かけも、万全な熱中症対策を行ってください。
●熱中症 応急処置のポイント
めまいや立ちくらみ、頭痛、筋肉のけいれんなど、熱中症を疑う症状がみられた時は、すぐに応急処置をすることが重要です。応急処置のポイントをまとめました。
まずは、意識があるかどうか確認します。意識がない場合は、すぐに救急車を呼んでください。意識がある場合は、冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰など、涼しい場所へ移動しましょう。
そして、衣服を緩めて、体を冷やしてください。冷やした水のペットボトル、氷枕、保冷剤などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。
救急車を待っている間も、涼しい場所で体を冷やすなど応急処置を行ってください。
そして、水分と塩分を補給しましょう。経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。吐き気を訴えたり、自分でペットボトルのキャップを開けて、口元まで運ぶことができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに救急車を呼んで、医療機関を受診してください。