
前線の通過に伴い、明日7日は近畿の広い範囲で雨が降り、大阪や京都、奈良では警報級の大雨となる恐れがあります。また、3連休後半の10日(日)から11日(月・祝)にかけても、北上する前線の影響でまとまった雨となる見込みです。夏のレジャーに出かける方の多い時期ですが、最新の気象情報を入手して、早めの行動を心がけてください。
●明日7日の近畿は広く雨 大阪などで警報級大雨の恐れ
明日7日は、日本海の低気圧からのびる前線が本州を南下する見込みです。近畿では、広い範囲で雨が降り、前線通過時には雨脚が強まるでしょう。明け方から夜遅くにかけて1時間に30ミリ以上の激しい雨となる所がある見込みです。また、気象庁が「高」「中」の2段階で発表する「警報級の大雨となる可能性」が、京都では今日6日から明日7日にかけて「中」、大阪と奈良では明日7日が「中」となっています。雨雲の発達の程度によっては大雨となる恐れがあるため、最新の情報を入手するようにしてください。
今日6日は多くの所で最高気温35℃以上の猛暑日となる予想ですが、明日7日の最高気温は32℃から35℃の見込みです。今日6日よりやや低くなるものの、湿気が多く、蒸し暑さはあるため、引き続き、熱中症対策が必要です。
●10日~11日は前線北上でまとまった雨に
前線は、明日7日に本州の南岸まで南下したあと、10日(日)から11日(月・祝)にかけて、今度は日本海まで北上する見込みです。近畿では、8日(金)と9日(土)は、晴れ間も出ますが雲が広がりやすく、天気の急変に注意が必要です。10日(日)から11日(月・祝)は、再び広い範囲で雨が降り、まとまった雨量になるでしょう。なお、厳しい暑さは続くものの、雨の影響で、猛暑は一旦おさまる見込みです。
9日(土)から11日(月・祝)の3連休は、夏の屋外レジャーに出かける予定の方も多いと思います。最新の気象情報を入手して、早めの行動を心がけてください。
●最新の気象情報を入手するには?
最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。