
先週は三重県桑名市で40℃台を観測するなど、危険な暑さが長く続いていましたが、ようやく暑さの出口が見えてきました。東海地方は、7日(木)は広い範囲で雨となり、この雨を境に、猛烈な暑さは収まりそうです。また、今年のお盆休みは、曇りや雨の日が多くなるでしょう。
●今日4日も危険な暑さ 名古屋と岐阜で37℃予想
今日4日も、東海地方は高気圧圏内となっていて、夏空が広がっています。夕方にかけて晴れる所が多く、日差しが強いでしょう。最高気温は名古屋と岐阜で37℃、津で36℃、静岡で35℃の予想です。東海4県には、熱中症警戒アラートが発表されています。昼間の暑い時間は外出を極力避けて、涼しい場所でお過ごしください。のどが渇く前に、こまめな水分補給を心がけましょう。高齢者や小さいお子さんには、周りの方が声かけをしてください。
夜は、日本海の前線に向かう湿った空気の影響で、雲が広がりやすくなりそうです。岐阜県を中心に、雨の降る所があるでしょう。洗濯物は、しまい忘れに注意してください。
●5日(火)~11日(月) 7日(木)は広く雨 強い日差しと猛烈な暑さが収まる
明日5日から6日(水)は、前線が日本海に延び、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。東海地方では、岐阜県を中心に雨雲がかかり、雨の降る所がある見込みです。太平洋側の地域では、雲が多いながらも、晴れ間の出る所が多いでしょう。
7日(木)は、前線が本州付近を南下する見込みです。午前中は岐阜県を中心に雨となりますが、午後は次第に太平洋側の地域まで、雨の範囲が広がるでしょう。名古屋市では7月19日以降、1ミリ以上の雨を観測していません。平野部も含め広い範囲で、久しぶりのまとまった雨となるため、植物や農作物にとって、恵みの雨となりそうです。なお、この雨を境に、猛烈な暑さは収まるでしょう。
8日(金)は、前線が本州の南の海上に離れる見込みです。朝までに、雨の止む所が多いでしょう。午後は広く晴れ間が戻る見込みです。
9日(土)から10日(日)は、前線が本州南岸に停滞し、所々で雨が降るでしょう。
11日(月)は、前線が本州付近を北上するため、広く雨が降る見込みです。
●12日(火)~17日(日) お盆休みは曇りや雨の日が多くなりそう
12日(火)以降も、本州付近で高気圧の勢力は弱く、湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。安定して晴れる日は少なく、曇りや雨の日が多くなる見込みです。傘マークが付いていない日も、にわか雨や雷雨がありそうです。お盆休みに入られる方も多いと思いますが、旅行や帰省は、大雨や天気の急変に注意してください。
最高気温は、35℃以上の猛暑日予想はありませんが、厳しい暑さは続く見込みです。お盆休みも、熱中症対策をしっかりしましょう。最低気温は25℃を下回らず、熱帯夜が続く所が多いでしょう。寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、夜間の熱中症にも、引き続き注意してください。