
今日15日の近畿地方は、昨日よりも気温の上がったところが多く、猛烈な暑さの戻ったところもありました。向こう一週間も、体にこたえる暑さの日が多くなりそうです。熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
●今日15日は晴れて、昨日より暑く 京都など猛暑日に
今日15日は朝から強い日差しが照り付け、気温が上がりました。午後3時の時点で、京都府の京田辺市では36.0℃まで上がりました。そのほか京都や豊岡、大津、奈良でも35℃以上の猛烈な暑さに。京都では今月早くも13回目の猛暑日となっています。なお、今日の最高気温はこのあとも更新する可能性があります。
●19日(土)からの3連休以降は一段と暑く
明日16日も暑さが続きます。湿った暖かい南風が山を吹き降りる「フェーン現象」などの影響で、豊岡では36℃まで上がります。大阪や京都、奈良も34℃と猛暑日一歩手前まで上がりそうです。
一方、17日(木)は広く雨が降るため、極端な暑さは落ち着きます。日中は30℃に届かないところも多くなりそう。大阪では30℃に届かなければ、およそ20日ぶりのことです。ただそれも一時的。
19日(土)からの3連休以降は晴れが続き、うだるような暑さが続きます。ところどころで35℃以上の猛烈な暑さになるでしょう。中でも豊岡では21日(月)、22日(火)は37℃と人の平熱を上回るような暑さが予想されます。万全の熱中症対策が必要です。日中の屋外での活動はできるだけ避け、屋内のエアコンの効いた涼しい環境でお少しください。
●この先も熱帯夜の続くところ多く 夜間の熱中症に注意
日中だけでなく、夜間の熱中症対策も欠かせません。向こう一週間は夜間の気温が25℃を下回らない熱帯夜の続くところが多くなりそうです。お休み前にコップ一杯の水を飲む、お休みの間もエアコンをつけっぱなしにしておくなど、熱中症に備えてください。
●熱中症に備えて
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。