
近畿地方は、10日(木)にかけて強い日差しが照り付け、猛暑が続くでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。11日(金)以降は曇りや雨の日が多くなり、これまでの猛烈な暑さが幾分抑えられそうです。ただ、湿度が高く、夜間は気温が下がりにくく寝苦しさが続くため、夜間の熱中症に注意をしてください。
●11日(金)にかけておおむね晴れる 12日(土)以降は曇りや雨の天気に
近畿地方は、明日9日から11日(金)にかけて、おおむね晴れる所が多い見込みです。ただ、午後は所々で雨が降り、雷を伴って降り方が強まるおそれがあります。なお、雲は東よりの風に流されるため、東から黒い雲が近づいてきたら、急な強い雨や落雷、突風に注意が必要です。
12日(土)以降は雲が広がりやすくなり、13日(日)から15日(火)にかけては、広く雨が降るでしょう。梅雨明けしてから初めて、近畿地方で広く降る雨となりそうです。南部の紀伊山地周辺では雨量が多くなる可能性があります。今週末以降は、雨の降り方に注意が必要です。
●10日(木)にかけて猛烈な暑さ 11日(金)以降は猛暑が落ち着くが、熱中症には警戒が必要
近畿地方は、10日(木)にかけて、あちらこちらで最高気温が35℃以上の猛暑日になるでしょう。なるべく涼しい場所で過ごしたり、こまめな休憩と水分補給を行ったりするなど、万全の熱中症対策を行ってください。
11日(金)以降は雨の降る所が多くなるため、猛暑日の地点が少なくなり、31℃から33℃くらいの気温の所が多くなる見込みです。これまでの猛烈な暑さは幾分抑えられるでしょう。ただ、湿気が多く、身体に熱がこもりやすいため、引き続き熱中症対策をしっかりと行ってください。
一方、最低気温は11日(金)以降も、25℃を下回らない熱帯夜の日が多いでしょう。昼間の猛暑は落ち着きますが、夜間は気温が下がりにくく、寝苦しい状態が続く見込みです。寝る前にコップ一杯の水を飲み、エアコンなどで部屋を涼しい環境に保つなど、夜間の熱中症対策も必要です。
●熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。