
今日27日は広く晴れて、気温がハイペースで上昇。関東以西は昨日(26日)よりも30℃以上の真夏日の地点が増加しそう。東海や九州を中心に35℃前後まで上がる所も。
●強い日差し 気温がグングン上昇
今日27日(金)は、梅雨前線が次第に離れ、晴れのエリアが広がってきます。
最高気温は、北海道と、東北の日本海側、北陸にかけては昨日(26日)より低い所が多くなりますが、湿度が高めで蒸し暑いでしょう。東北の太平洋側や、関東から九州、沖縄は昨日(26日)と同じか高く、広い範囲で30℃以上の予想。東海と九州の内陸を中心に35℃前後の所もあり、体にこたえる暑さとなるでしょう。
熱中症のリスクが特に高まることを示す「熱中症警戒アラート」が、和歌山県、広島県、沖縄の本島地方と八重山地方に発表されています。
各地、熱中症対策が欠かせません。ノドが渇く前に、意識的に水分を補給し、汗を多量にかいたら適度に塩分を摂ることも忘れないでください。
めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、軽い頭痛や吐き気などは、熱中症のサイン。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい所で休憩し、速やかに体温を下げることが重要です。
●明日(28日)以降 暑さ増す
明日28日(土)以降、夏の高気圧(太平洋高気圧)の勢力が強まり、さらに気温が上がるでしょう。
関東から西は30℃を超えて、名古屋市や大阪市をはじめ、猛烈な暑さが続く所もありそうです。北陸から北も、連日のように広く30℃以上となるでしょう。
夜も気温があまり下がらず、寝苦しさが増してきます。
適切に冷房を使うなど、無理のないようにお過ごしください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。