近畿地方では、明日26日にかけて雨が降りやすく、前線が通過する時間を中心に雨脚が強まり、局地的に激しい雨や雷雨となるおそれがあります。急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
●今日25日 近畿は雨でも気温が高く蒸し暑い
近畿地方では、今日25日の朝は滋賀県を中心に活発な雨雲がかかりましたが、昼前は奈良県で雨雲が発達しやすくなっています。全般に雲が多いものの、大阪府や奈良県や和歌山県では、雲の切れ間から日差しの届いている所があります。
このあとも近畿地方では雲が広がりやすく、局地的に雨や雷雨となるでしょう。京都府南部や滋賀県、奈良県では激しい雨の降るおそれもあります。急な強い雨や落雷に注意してください。奈良県と滋賀県では、土砂災害や河川の増水にも注意が必要です。
また今日25日は、昨日24日より雨の止み間が多く、日差しが届く所もあるため、日中は気温が上がる見込みです。最高気温は、豊岡と舞鶴で33℃、大阪、神戸、京都、奈良、和歌山は32℃、彦根は31℃、串本は30℃くらいの予想で、昨日24日よりも3度前後高くなる所が多いでしょう。一段と蒸し暑くなるため、食品や健康管理にご注意ください。
●明日26日は前線が通過 激しい雨の所も
明日26日は、日本海の低気圧からのびる前線が近畿地方を通過する見込みです。断続的に雨が降り、前線通過のタイミングを中心に雨脚が強まり、ザーザー降りとなる所があるでしょう。北部では明け方から昼過ぎにかけて、中部では明け方から夜のはじめ頃にかけて、南部では昼過ぎから夜遅くにかけて、激しい雨となるおそれがあります。激しい雨とはバケツをひっくり返したように降る雨のことを言います。お出かけの際は足元が濡れやすいため、大きめの傘をお持ちください。
●明日26日 急な強い雨や落雷、突風に注意
明日26日は、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、近畿地方では大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するおそれがあります。未明から夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがみられたら、丈夫な建物に移動するなど安全を確保するようにしてください。
