
今日24日(火)の関東は断続的に雨。昼過ぎから激しい雷雨の所も。道路の冠水など注意。台風2号は今夜までに熱帯低気圧に変わる見込み。台風から変わる熱帯低気圧の影響で、26日(木)にかけて大雨の恐れ。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒を。
●台風2号 今夜までに熱帯低気圧に
台風2号は、今日24日(火)6時現在、父島の北北西約260キロを、1時間におよそ30キロの速さで北北西へ進んでいます。中心気圧は1004hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。台風2号は、今夜までに伊豆諸島の南で熱帯低気圧に変わる見込みです。その後、台風から変わった熱帯低気圧は、伊豆諸島付近を北上し、26日(木)にかけて、関東地方に影響する恐れがあります。
小笠原諸島では、今日24日(火)昼前にかけて、うねりを伴う高波や落雷、突風、急な強い雨にご注意ください。
●今日24日(火) 昼過ぎから激しい雷雨
今日24日(火)の関東は、梅雨前線の影響で広く雨が降り、昼過ぎからは、局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。短時間の激しい雨や落雷、突風、ひょうに注意が必要です。お出かけの際に雨が降っていなくても、雨具を持ってお出かけください。
*予想される1時間降水量、多い所
関東地方北部・南部 30ミリ
*25日6時までに予想される24時間降水量、多い所
関東地方北部・南部 60ミリ
*その後、25日6時から26日6時までに予想される24時間降水量、多い所
関東地方北部・南部 60ミリ
台風から変わる熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気の影響で、26日(木)にかけて、局地的に雨量が増えて、大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒してください。なお、雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨になる可能性があります。最新の雨雲レーダーや気象情報をご確認ください。
●大雨の時に危険な場所
実際に大雨が発生したら、安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られる恐れおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水する恐れがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
●蒸し暑さレベルアップ 熱中症に注意
今日24日(火)の最高気温は、30℃前後の所が多いでしょう。東京都心は30℃の予想で、9日連続の真夏日(最高気温30℃以上)となるかもしれません。(6月に9日連続の真夏日となれば、1979年と並んで、過去最長です。)
昨日23日(月)より低い所が多いものの、湿度が高く、蒸し暑くなりそうです。湿度が高いと、体の中に熱がこもりやすいため、熱中症の危険度が高まります。屋内でも、冷房や除湿で室温を適切に保ち、のどが渇く前に、時間を決めてこまめに水分をとるなど、熱中症に十分ご注意ください。