
今日23日(月)も関東は朝から気温が高く、東京都都心は今年初の熱帯夜に。午前9時台には最高気温30℃を超え、8日連続の真夏日となりました。6月に8日連続真夏日となるのは、なんと46年ぶりのことです。午後は大気の状態が不安定。晴れていても急な雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうに注意が必要です。
●東京都心 46年ぶりに6月に8日連続の真夏日
今日23日(月)も、関東地方は東京都心など南部を中心に晴れています。朝から気温が高く、東京都心は今年初めて熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)となりました。
そして、午前9時台には、気温が30℃を超え、今日23日(月)で8日連続の真夏日となりました。東京都心で6月に8日連続で真夏日になるのは、1979年(6月18日-26日:この時は9日連続)以来46年ぶり、過去2位の記録です。
●23日(月)午後 ゲリラ雷雨に注意
晴れ間が出ている所も、油断禁物です。午後は急な雨や雷雨、竜巻などの突風、ひょうに注意が必要です。
本州付近には梅雨前線が停滞、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むこと、また、地上の気温が上がっている所に上空には寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるためです。
発雷確率(雷が発生する確率)をみると、関東北部を中心に80%以上、内陸では90%以上の所があります。
●1時間に50ミリ以上の滝のような雨のおそれ
今日23日(月)夜9時頃にかけて、雷を伴った激しい雨や、1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があるため注意が必要です。
明日正午までに予想される雨量は、多い所で
関東地方北部 100ミリ
関東地方南部 60ミリ
甲信地方 100ミリとなっています。
局地的に滝のような雨が降るため、土砂災害やアンダーパスなど低い土地の浸水、川の増水に警戒が必要です。
●ゲリラ豪雨の前兆
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。