
今日16日(月)、暖かく湿った空気の流れ込みに加えて晴れ間もあった影響で、中国地方は真夏のような暑さとなりました。ただ、このあと明日17日(火)の明け方にかけて雨や雷雨になる見込みです。低い土地の浸水や土砂災害にご注意ください。明日17日(火)昼前から20日(金)にかけて、中国地方は大体晴れて、厳しい暑さとなるでしょう。室内でもエアコンを使うなど、涼しい環境にして過ごしてください。
●明日17日(火)明け方にかけて急な強い雨や落雷 突風に注意を
今日16日(月)午後は、中国地方に前線が近づき、暖かく湿った空気の流れ込みが強まる見込みです。大気の状態が非常に不安定で、西から発達した雨雲が中国地方へ流れ込むでしょう。前線が通過する明日17日(火)の明け方にかけて、急な強い雨や落雷、突風にご注意ください。
●大雨の時に危険な場所
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
●今週は真夏の暑さ 熱中症に厳重警戒を
向こう一週間の中国地方は、厳しい暑さとなる見込みです。
20日(金)にかけて、午後に山地でにわか雨の可能性がありますが、高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みです。強い日差しが照り付け、真夏の暑さとなるでしょう。最高気温は35℃以上の猛暑日となる所がある見込みです。
室内では熱中症のリスクがこれまで以上に高まるでしょう。こまめに水分をとり、できるだけ涼しい環境にして過ごしてください。
21日(土)からは梅雨空が戻り、雲が広がるでしょう。雨の降る所もある見込みです。
●熱中症の症状
熱中症の症状は、めまいや立ちくらみ、顔のほてりや頭痛などがあげられます。もし熱中症になってしまったら、
・冷房の効いた部屋や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ移動してください。
・衣服をゆるめて、両側の首筋やわきの下、足の付け根などに冷やした水の入ったペットボトル氷枕などをあて、体を冷やしましょう。
・経口補水液やスポーツドリンクなどで水分や塩分を補給してください。
意識がなかったり、自分で水分をとることができない場合はすぐに医療機関で診てもらう必要があります。