
今日10日、気象庁は関東甲信地方と北陸地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。梅雨入りがまだの東北地方でも、14日(土)頃から天気が崩れるため、今週末には梅雨入りとなる可能性があります。この先は気温・湿度ともに高く、不快な暑さの日が多くなりそうです。熱中症に警戒が必要です。
●11日~17日の天気 今週末にも梅雨入りの可能性
明日11日は前線や気圧の谷の影響を受けるでしょう。福島県では内陸を中心に雨脚の強まる所がありそうです。
12日(木)から13日(金)は高気圧に覆われて、広い範囲でカラッと晴れる見込みです。洗濯日和となりますので、梅雨入り前の貴重な晴れ間を有効に活用しましょう。
14日(土)は梅雨前線が北上し東北地方にかかるため、福島県など雨の降りだす所がありそうです。15日(日)から16日(月)は梅雨前線が本州付近に停滞するため、各地で雨が降るでしょう。局地的に雷を伴う恐れがあるため、落雷や急な強い雨などに注意してください。このタイミングで東北南部・東北北部でも、ようやく梅雨入りとなる可能性があります。(※東北地方の梅雨入りの平年は、南部で6月12日頃、北部で6月15日頃です。)
なお、前線の位置が南北にわずかにずれるだけで、予報が大きく変わる可能性があります。こまめに予報を確認するようにしましょう。
●18日~23日の天気 湿度が高く不快な暑さ 万全な熱中症対策を
18日(水)から19日(木)は、太平洋高気圧の勢力が一時的に強まるでしょう。東北地方は晴れ間の出る所が多く、南部を中心に猛烈な暑さになりそうです。
20日(金)以降は北部を中心に雨が降りやすく、気温だけでなく湿度も高くなるでしょう。不快な暑さが続くため、熱中症に警戒が必要です。
●熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。