
北陸地方にも梅雨の足音が徐々に近づく中、今週末の6日(金)~8日(日)にかけて、金沢最大のイベントが開催されます。この週末は、前半を中心に梅雨入り前の貴重な晴れとなりそうです。また北陸上空には、良く晴れれば気温30度以上の真夏日になる暖気が流入、湿った空気も流れ込んで、蒸し暑いでしょう。熱中症や紫外線への対策を万全にしてお過ごし下さい。
▼金沢百万石まつり公式HP(外部リンク)
https://100mangoku.net/
●6日(金) 5月21日以来の真夏日に迫る暑さ
北陸地方は、日本の東の海上に中心をもつ高気圧に覆われる見込みです。金沢は、薄い雲が広がりますが、天気の崩れは無く、日中を中心に晴れ間が広がるでしょう。日中の最高気温は、今季5月17日や21日に30度以上の真夏日を観測して以来、約2週間ぶりに真夏日に迫る暑さとなりそうです。西寄りの風がやや強く吹く時間帯もありますが、湿度が高くムシムシとするでしょう。人の熱気や路面からの照り返しもあり、実際の気温以上にムシ暑く感じることもありそうです。熱中症や紫外線への対策を万全にしてお楽しみ下さい。
●7日(土) 小さなお子さんやペットは大人以上に過酷な環境も
北陸地方は、引き続き高気圧の圏内となる見込みです。金沢は、6日よりも雲が広がりやすくなりますが、天気の崩れは無く、晴れ間も広がるでしょう。日中の最高気温は、引き続き真夏日に迫る暑さとなる見込みです。
日中の気温が30度くらいの場合、アスファルトの路面は50度前後まで上昇することもあるとされています。小さなお子様やペット等の顔の位置や目線で考えると、気温より温度が高い路面に近い上に、地表面から反射した日射も受けやすく、大人以上に気温の高い過酷な環境下におかれているとも考えられます。小さなお子さんに対しては周囲の大人が気を配りましょう。
●8日(日) 西から前線は北上傾向 蒸し暑さアップ 通り雨も
夏の高気圧は徐々に北への張り出しを強め、梅雨前線は西から北上傾向となる見込みです。金沢は、はじめ晴れ間もありますが、次第に雲が多くなるでしょう。現時点では広範囲での雨は予想されていませんが、通り雨程度の弱い雨の降る可能性はあります。日中の最高気温は、6日や7日よりは下がりますが、それでも25度以上の夏日となるでしょう。蒸し暑さが更にアップしますので、引き続き熱中症には注意が必要です。
この時期は、梅雨型の熱中症に注意が必要です。湿度が高いと汗をかいても蒸発しにくいため、体温が下がりにくく身体の中に熱がこもりやすくなってしまいます。このため、熱中症リスクが高まってしまうこともあるのです。6日や7日よりは気温はやや下がる予想ですが、それでも油断は禁物です。
●熱中症対策グッズは? チルド飲料等の携帯食品の劣化にも注意
屋外では日差しを遮ることが有効です。帽子や日傘を必ず用意しましょう。また、扇子やうちわ、携帯扇風機、保冷剤も併用して適宜クールダウンしましょう。水やスポーツドリンク、梅干しや塩分タブレットもお忘れなく。チルド飲料など保冷剤で覆われていない紙容器の要冷蔵品等を携帯するする際は、温度管理を徹底し、食中毒をおこさないように商品の劣化には十分注意しましょう。
●梅雨入り前のこの時期 金沢ナイトも
北陸地方の梅雨入りの平年日は6月11日ごろ。梅雨入り前の5月下旬~6月上旬にかけては、貴重な晴れとなります。日中は真夏日に迫るような汗ばむ陽気でも、夜間は長袖1枚で快適となりそうです。
7日(土)は、金沢城公園や兼六園、玉泉院丸庭園などでライトアップする「金沢城・兼六園四季物語 初夏の段」も開催されるようです。夜も足元や周囲の交通状況に注意しながら、金沢ナイトを是非お楽しみ下さい。