
今日3日は低気圧や前線の影響で、雨や風が強まりそう。午前は九州から近畿を中心に、午後は東海や関東などを中心に激しい雨が降る所も。沖縄は警報級の大雨になるおそれ。土砂災害や低い土地の浸水などにご注意を。
●雨の範囲が広がる 風も強まる
今日3日は、低気圧が四国から関東の南岸を進み、九州から関東を中心に雨や風が強まるでしょう。
未明には、福岡県北九州市の東谷で1時間に21.0ミリと、どしゃ降りの雨が降りました。また、最大瞬間風速は鹿児島県屋久島町の尾之間で18.9メートル、大分県佐伯氏の蒲江で16.9メートルと、風も強まっています。
午前5時現在、中国地方や近畿を中心に発達した雨雲がかかっています。四国の南から南西諸島付近には前線に伴う雨雲があって、海上を中心に雷雲にまで発達しています。日中から夜にかけては、低気圧が東に進むにつれて雨のエリアも東へ広がるでしょう。沿岸部を中心に激しい雨や強風、落雷や突風にもご注意ください。
●沖縄や九州から関東 局地的に激しい雨
今日3日の雨の予想です。
沖縄は雨が降ったりやんだりで、局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。沖縄本島地方では、雨雲の発達の程度によっては、昼過ぎにかけて警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分ご注意ください。
九州は雨のピークは過ぎつつありますが、昼頃にかけては広い範囲で雨が降りそうです。四国や中国地方、近畿は昼頃にかけて雨脚が強まり、雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。午後になると雨は次第にやみますが、近畿の一部は夜まで雨雲がかかりそうです。
東海や関東甲信、北陸は、夜にかけて雨の降る所が多いでしょう。激しい雨が降る可能性がある時間帯は、東海では朝から夕方、関東の沿岸部は夕方からは夜のはじめ頃にかけてとなりそうです。お帰りの時間帯が雨のピークに重なる所もあるため、最新の情報を確認してください。
東北は南部から雨の範囲が広がり、夕方以降は広く本降りの雨となりそうです。北海道は、昼過ぎにかけて北部や東部で日差しが届くでしょう。ただ、天気は下り坂で、夜遅くは南西部を中心に雨が降りそうです。
●激しい雨って どんな雨?
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。