
ここ1週間(5月25日13時00分~6月1日13時00分)の地震は、震度1以上が32回でした。そのうち震度3以上の地震は6回でした。昨日5月31日と26日は北海道で、29日は岐阜県で最大震度4を観測しました。いつ大きな地震が起きるか分かりませんので、日頃から地震への備えを整えておきましょう。
●ここ1週間の地震回数 北海道と岐阜県で最大震度4を観測
一番上の図は、日本全体で7日間に震度1以上を観測した地震の震央を地図上に示したものです。ここ1週間(5月25日13時00分~6月1日13時00分)では、震度1以上の地震を32回観測し、そのうち震度3以上の地震は6回でした。
昨日5月31日17時37分頃には釧路沖を震源とする地震で、北海道釧路市、えりも町、浦幌町、釧路町、標茶町、標津町で震度4を観測。5月29日15時29分頃には岐阜県飛騨地方を震源とする地震で、岐阜県高山市で震度4を観測。また、5月26日17時47分頃には十勝地方南部を震源とする地震で、北海道浦河町で震度4を観測しました。
また、5月31日には能登半島沖を震源とする地震、30日には北海道東方沖を震源とする地震、26日には宮城県沖を震源とする地震があり、それぞれ最大震度3を観測しています。
●地震に備えて
地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。
●緊急地震速報が発表されたら
緊急地震速報とは、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り、素早く知らせる情報のことです。緊急地震速報が発表された場合は、強い揺れの前に、自らの身を守ることが大切です。緊急地震速報が発表されたら、次のような行動を心がけてください。
① 屋内にいる場合は、扉を開けて避難場所を確保し、丈夫な机の下など安全な場所に避難しましょう。
② 屋外にいる場合は、ブロック塀や看板から離れ、頭を守りましょう。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
③ エレベーターの中にいる場合は、全てのフロアのボタンを押しましょう。最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
いつ発生するかわからない地震に日頃から備え、いざという時に身の周りの安全を確保できるようにしましょう。