
16日(金)からしばらくの間、日本付近に東西に長い前線が停滞し、まるで梅雨のような気圧配置になる見込みです。九州では雨の降りやすい日が続き、前線の位置や活動の程度によっては大雨となるおそれがあります。明日15日の晴天を有効に活用して、大雨シーズンへの備えをしておきましょう。
●九州は16日から梅雨のような天気 明日の晴れ間を有効活用
16日(金)は西から前線が近づいてきて、九州では次第に雨が降り出すでしょう。その後も17日(土)は東西に長い前線が九州にのびて、18日(日)以降は九州の南岸に前線が停滞することが多くなる見込みです。今年はまだ沖縄も梅雨入り前ですが、その前に九州で雨の降りやすい日が続き、まるで梅雨のような天気になりそうです。
天気がぐずつく前に、明日15日の晴れ間を有効活用するといいでしょう。厚手の洗濯物や布団干しに加え、大雨シーズンを迎える前に雨どいや側溝の掃除も済ませておきたいところです。ただし、日中は最高気温26℃前後の所が多く汗ばむ暑さとなるため、熱中症対策を万全に、無理のないよう作業してください。
●17日はザーザー降りの所も 雨量が多くなるおそれ
17日(土)は、九州を横切るようにのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州では雨雲が発達しやすい見込みです。ザーザー降りとなる所もあり、前線の位置や活動の程度によっては雨量が多くなるおそれがあります。最新の情報を確認するようにしてください。
●大雨シーズンの前に備えておきたいこと
大雨のシーズンを迎える前に、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう心がけてください。