
九州は、今年のゴールデンウィークは比較的晴れる日が多い見込みです。前半はすがすがしい陽気が多いですが、後半は気温が上昇し、日中は汗ばむ暑さになりそうです。熱中症にご注意下さい。気温に合わせて上手に服装の調節を行いましょう。
●GW前半の天気「日中はすがすがしい 朝晩冷え込み、遅霜も」
ゴールデンウィーク前半の九州の天気のポイントは、「日中はすがすがしく、朝晩はやや冷え込み、山沿いは遅霜のおそれ」
26日(土)は移動性高気圧に覆われて、すがしがしい晴れの天気。27日(日)も晴れますが、高気圧の後面になるため、次第に雲が広がりやすくなる見込みです。今週末は天気の崩れはなく、行楽日和です。朝晩はやや冷え込み、山沿いは霜が降りる所もあります。昼間と朝晩の気温差にご注意下さい。
28日(月)は低気圧が九州南岸付近を通過するため、九州南部を中心に雨が降り、九州北部も一時雨が降る所がある見込みです。最高気温は20℃に届かない所もあり、日中もひんやりとするでしょう。29日(火・昭和の日)は再び高気圧が覆ってくるため、すがしがしい晴天になる見込みです。
●GW後半の天気 「気温上昇 夏日増加」
ゴールデンウィーク後半の九州の天気のポイントは、「気温上昇し、夏日増加」
30日(水)以降は高気圧に覆われ晴れて、南から暖かい空気が流れ込みやすくなります。5月2日(金)は弱い気圧の谷の通過で、九州北部は一時雨が降る所がありますが、5月5日(月・こどもの日)にかけて晴れの日が多いでしょう。気温が上昇し、最高気温は25℃以上の夏日になる所が多くなる見込みです。6日(火・振替休日)は気圧の谷の通過で、九州は雨が降る所が多くなりそうです。
ゴールデンウィーク後半は日中は汗ばむ暑さになってきますので、半袖が活躍するでしょう。屋外でスポーツをしたり作業をする際は、こまめに休憩を取って水分補給をし、熱中症対策を行って下さい。また、車でのおでかけの際は、エンジンを止めた車内は気温が上がりやすく、熱中症の危険性が高まります。短い時間でもお子さんを置き去りにしないようにして下さい。
●紫外線は真夏に近い
この時季、紫外線はすでに真夏に近いくらいの強さになっています。
日差しの下で長時間過ごすと思わぬ日焼けをしてしまいますので、帽子や日傘、日焼け止めクリームなどの紫外線対策を行いましょう。
①晴れの日だけではなく、薄曇りの日も紫外線の80%以上が透過します。
②体に浴びる紫外線は、太陽から直接届く紫外線だけでなく、反射した紫外線も加わります。紫外線の反射率は、砂浜・水面は10~20%、コンクリート・アスファルトは10%、草地・芝生・土面は10%以下です。
③標高が1000メートル上昇すると、紫外線量は10~12%増加します。山に出かける場合は、日焼け止めをしっかり塗るなど、十分な対策をして下さい。