
明日10日(木)も関東や東海・北陸では花粉が一番ランクの高い「極めて多い」予想です。天気の崩れる九州から近畿や東北でも「非常に多い」や「多い」見込みです。花粉の種類はスギからヒノキに移行していて、ヒノキで症状が出る方は対策をしっかりしましょう。
●関東や東海、北陸では「極めて多い」
明日10日(木)は、低気圧や気圧の谷が西から接近するため天気は下り坂ですが、日中は晴れ間の出る所があるでしょう。暖かい南風も流れ込むため、日差しは少なくても気温は比較的高くなりそうです。そのため花粉が大量飛散する所が多いでしょう。
雲は多めながらも日の差す時間はある、関東や東海、北陸では、飛散のランクが最も高い「極めて多い」予想です。天気は崩れますが、飛散のピークが続いている、近畿から九州、東北は「非常に多い」や「多い」見通しです。外に出る際はマスクやメガネ、花粉が付着しにくい素材の服を着るなど万全の対策をしてください。
●メインはスギからヒノキへ
東京都アレルギー情報navi.によると、4月1日~8日までの多摩地区で観測された種類ごとの数は、スギが約450個/cm2、ヒノキが約910個/cm2でした。3月28日に飛散の割合がヒノキの方が多くなり、4月4日~6日にかけてはヒノキの割合が7割を超えて観測されました。このことからもヒノキがメインに変わったと言っていいでしょう。
ピーク予測を見ると東京や大阪、高松では4月中旬までヒノキのピークが続く見込みです。金沢や名古屋、広島、福岡ではもう間もなくピークを越える見通しですが、ピークを過ぎたとしても飛散自体は続くので、引き続き対策をしっかりしてお過ごしください。
●帰宅後の花粉対策 体についた花粉を室内に入れないために
花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、帰宅した際、体についた花粉を室内にいれないよう、以下のことを心がけましょう。
① 上着を玄関先ではたくなど、室内に入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、落としましょう。花粉症でない方も、このひと手間を心がけていただけると、花粉症の方にとって過ごしやすい空間を維持することができます。
② 髪の毛についてしまった花粉は、シャンプーで洗い落とすのも効果的です。
③ 帰宅後は、すぐに、うがいをして、喉に流れた花粉を取り除きましょう。
④ 洗顔をして、顔についた花粉を落とすのも、おすすめです。洗顔の際は、眼や鼻の周りについてしまった花粉が、体内に侵入しないよう、気を付けてください。