
今日25日(火)午前中は福岡、佐賀、大分、松山から桜開花の便りが届きました。暖かな日差しに誘われて一斉に桜のつぼみがほころんでいます。28日(金)頃まで季節外れの暖かさが続くため、開花ラッシュが続き、開花から1週間を待たず、満開になる可能性が高いでしょう。
●今日25日(火) 福岡・松山など続々と桜が開花
今日25日(火)は、関東から西は日差しがたっぷりと降り注ぎ、季節を先取りした暖かさが続いています。暖かな日差しに誘われて、一斉に桜のつぼみがほころんでいます。
昨日24日(月)の東京、長崎、宮崎、鹿児島に続き、今日25日(火)は、福岡、佐賀、大分、松山から桜(ソメイヨシノ)の開花の便りが届きました。
いずれも平年より1日~3日遅く、昨年より2日~5日早い開花となりました。
福岡:平年より3日遅い 昨年より2日早い
佐賀:平年より1日遅い 昨年より4日早い
大分:平年より1日遅い 昨年より5日早い
松山:平年より1日遅い 昨年より2日早い
例年ですと、開花から満開になるまで一週間程度が目安となりますが、今週は春本番を通り越えて初夏の陽気が続くため、開花から一週間を待たずに満開になる可能性があります。
●28日(金)にかけて初夏の陽気も 東京は27℃予想
今日25日(火)正午までの最高気温は、開花の便りが届いたばかりの福岡市は24.7℃、東京都心は24.3℃まで上がり、25℃に迫っています。
関東から九州にかけては、28日(金)頃まで季節外れの暖かさが続く見込みで、桜の開花ラッシュが続くでしょう。
福岡市は明日26日(水)は26℃まで上がる見込みで、東京都心は明日26日(水)と28日(金)は最高気温が27℃の予想です。
例年、桜が開花してから大体1週間程度で満開となりますが、今年の桜は1週間を待たずに、あっという間に満開になる可能性があります。週後半は雨が予想されているため、晴れた日のうちにお花見をしておくと良さそうです。
●桜の開花日・満開日とは
桜の開花日とは、標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日です。なお、胴咲き(枝ではなく幹や根から咲く)による開花は、通常の開花とは異なるプロセスによると考えらえることから、5~6輪に含まれません。
桜の満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日をいいます。(同時に咲いている状態である必要はありません。)
観測の対象は多くの地域でソメイヨシノです。ただ、ソメイヨシノが生育できない地域である沖縄県から名瀬にかけてはヒカンザクラ、北海道地方の一部ではエゾヤマザクラが観測されています。