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24日(月・振替休日)は、太平洋側で空気がカラカラに乾いた状態が続き、東京都心では、1週間連続して湿度30%未満となりました。12時現在、東北~九州の広い範囲に「乾燥注意報」が発表されています。火の取り扱いは、十分ご注意ください。
●太平洋側 空気カラカラ
強烈寒波の影響で、先週から、日本海側を中心に大雪が続いています。一方、日本海側に大雪をもたらした後のカラッとした空気が流れ込んでいるため、太平洋側では、空気の乾燥が続いています。
24日(月・振替休日)の湿度は、東京都心では昼前に30%を下回りました。東京都心では、これで1週間連続して最小湿度30%未満の日が続いています。
全国的にみると、特に関東甲信・静岡県・九州南部を中心に、一段と空気が乾いています。12時までの最小湿度全国1位は、山梨県の南部で15%、2位は鹿児島県の肝付前田で16%、3位は静岡県の御殿場で17%、4位はさいたま・神奈川県の辻堂・静岡県の佐久間で18%となっています。
このため、12時現在、東北~九州の広い範囲に「乾燥注意報」が発表されています。火の取り扱いに、注意が必要です。
●空気の乾燥 いつまで?
東京都心など太平洋側では、晴れの天気は、3月1日(土)頃まで続く所が多いでしょう。27日(木)には、新潟でも晴れてきて、28日(金)以降は札幌でも青空の広がる日が続きそうです。
このため、今週末にかけて、まだ広い範囲で、空気の乾いた状態が続くでしょう。お休み前やお出かけ前には、いま一度、火の元の確認を忘れないでください。また、お肌やノドの乾燥対策も、心がけてください。
●火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。
① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。