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明日25日(火)はようやく寒波が抜けて、しばらくは寒暖差が大きくなりそう。3月のスタートは、4月並みの陽気の所も。スギ花粉の大量飛散や雪解けによる災害にご注意を。
●日ごとに暖かく スギ花粉がピークへ
明日25日(火)は冬型の気圧配置が緩み、日中は日本海側も含めて広い範囲で晴れる見込みです。ただ、前線を伴った低気圧が北海道に近づくため、夜は東北や北海道の日本海側で雪や雨の降る所があるでしょう。
26日(水)から28日(金)にかけては、低気圧の影響を受ける北海道は所々で雪、東北や北陸の平地は降れば雨の所が多く、雪解けが進みそうです。一方、関東から九州は晴れる所が多く、太平洋側を中心に空気が乾燥するでしょう。日ごと気温が高くなり、3月1日(土)の最高気温は、福岡で21℃、名古屋と東京都心で20℃と4月並みの陽気になりそうです。スギ花粉の飛散量が一気に増える予想で、これまで以上にしっかりと対策をしてください。
2日(日)は西から前線がのびてきて、九州北部から北陸を中心で雨が降りやすいでしょう。3日(月)は、関東も雨が降りそうです。沖縄や九州から関東は前線の南側の暖かい空気が優勢で、雨でも気温が高いでしょう。ただ、前線の北側にあたる北陸や東北、北海道は冷たい空気に入れ替わり、冬の寒さに戻る所もありそうです。
●寒の戻りはいつまで 関東の平野部でも雪か
4日(火)以降は、スッキリと晴れる日が少ないでしょう。4日(火)から5日(水)にかけては本州の南を低気圧が進み、沖縄や九州から東海は雨が降りそうです。冷たい空気を引き込むため、関東は朝晩を中心に平地でも雪の降る可能性があります。また、日本海側では雪の範囲が広がり、6日(木)以降も雪や雨の降る日が多いでしょう。
最高気温は6日(木)まで全国的に平年より低く、寒の戻りとなりそうです。7日(金)以降は平年並みの予想で、九州から関東では10℃を超えるでしょう。少しずつ春めいてきますが、積雪が多い地域では、なだれや屋根からの落雪にご注意ください。