今日28日は強烈寒気の影響で、九州や中国、四国など西日本では雪の降っている所があり、気温も低く極寒に。西日本では明日29日にかけて雪が続き、積雪や路面凍結による交通の影響に注意。また、北陸や北日本の日本海側では明日29日以降も大雪や猛吹雪が続く見込み。
●西日本は明日29日にかけて積雪や凍結注意
今日28日は、上空1500メートル付近でマイナス6℃を下回る強烈な寒気が西日本に流れ込んでいます。このため、九州や中国、四国では山沿いを中心に雪の降っている所があり、平地でも雨に雪のまじっている所があります。
今夜は気温が下がるとともに、西日本では雪のエリアが広がるでしょう。
九州は明日29日午前中は雪で、局地的に降り方が強まりそうです。中国、四国も明日29日夕方にかけて断続的に雪が降り、山沿いは大雪、平地でも雪が積もる可能性があります。
近畿も今夜から明日29日明け方までは所々で雪や雨が降るでしょう。気温が低いため、少しの雨や雪の所でも道路が凍結する可能性があります。
道路の気象影響予測によると、特に今夜は四国で、明日29日午前中は九州北部でリスクが高く、明日は近畿から九州の広い範囲で影響が出る可能性があります。30日も近畿や四国、九州北部など交通の影響が長引く恐れがあります。雪道の運転に慣れていない方は運転を控えるようにしてください。
●31日にかけて北日本や北陸は冬の嵐 大雪や暴風雪に警戒・注意
北日本や北陸では明日29日以降も大雪や暴風雪の影響が長続きするでしょう。上の図は31日午後9時までの72時間の予想降雪量ですが、北陸や東北の日本海側では紫色の表示となっていて、3日間で1メートルを超える降雪量が見込まれます。
明日29日は北海道も広い範囲で雪となり、日本海側を中心に積雪が一気に増えそうです。すでに雪の多い所ではなだれや落雪が起こりやすくなるため、十分に注意してください。東北や北陸は雪や雨が降り、雷を伴って局地的に降り方が強まりそうです。沿岸は風も強まり、大雪だけでなく、暴風雪にも警戒が必要でしょう。関東や東海の山沿いでも、明日からまとまった雪になるでしょう。
30日頃にかけて広い範囲で道路の影響があり、北海道では31日頃にかけて影響が続く可能性があります。大雪や猛吹雪によって車の立ち往生などが発生することも考えられます。最新の交通情報を確認し、迂回ルートを検討するなど移動の際は安全な手段をとるようにしてください。
●2月3日「立春」以降に、今季最強寒波の襲来か
2月1日から2日にかけて、この土日は西から天気が崩れるでしょう。
西日本は広い範囲で冷たい雨が降り、山では雪の強まる所がありそうです。東日本は広い範囲で雪や雨となり、関東でも雪が降る可能性が出ています。まだ雪の降る時間帯や降る量など、詳しいことははっきりしませんが、直前まで最新の気象情報をご確認ください。
来週にかけては、強弱を繰り返しながら寒気の影響が続き、3日以降は、今季一番強烈な寒気が流れ込む見込みです。
この冬は「立春」を過ぎてから、今季一番の寒さや大雪となる可能性があります。今後の気象情報に注意して、備えておきましょう。
