声優の沢城みゆきが30日、東京・TOHOシネマズ日比谷で劇場アニメ「ベルサイユのばら」(吉村愛監督、31日公開)の世界最速上映会に登壇した。
18世紀後半のフランスを舞台にした池田理代子氏の名作漫画が、1972年の連載開始から50年以上たって新たな劇場版になった。男装の麗人オスカルを演じた沢城は、ブルーのドレスで登場。「歌どりが3年くらい前にあって、2年前にセリフをとって、少しずつ前に進んできた。独特の、震えるような感動がありますね」とあいさつした。
トークの後半には、元宝塚歌劇団雪組トップスターの彩風咲奈が純白のスーツ姿で駆けつけた。彩風は昨年、宝塚の同演目で容姿端麗なスウェーデンの伯爵フェルゼンを演じ、千秋楽をもって退団。沢城と王妃マリー・アントワネット役の平野綾(37)に花束を手渡した。
退団公演を観劇していたという沢城は「近すぎて認識できなくなってきますね。こんなに近くで拝見する人じゃない…」と、隣に立つ彩風に大興奮。宝塚歌劇が大好きという平野も「もう、ただのファンだよね」とため息を漏らした。
オスカルの幼なじみアンドレを演じた豊永利行(40)、フェルゼン役の加藤和樹(40)も出席した。