今朝(20日)は、名古屋や岐阜で今シーズン初めて冬日(最低気温0℃未満)となるなど、各地で厳しい冷え込みとなりました。今日20日は、岐阜県山間部も日差しに恵まれて広く冬晴れとなっていますが、22日(日)からは強い寒気が南下し、岐阜県山間部は大雪の恐れがあります。名古屋も初雪の観測があるかもしれません。大雪への備えは、早めに済ませておくようにしてください。
●22日(日)から今シーズン一番の強い寒気がやってくる
22日(日)から日本付近は強い冬型の気圧配置へ変わり、今シーズン一番の強い寒気が東海地方にも流れ込んでくる見込みです。
【この先の天気】
20日(金):午後は更に雲が増えますが、天気の崩れはないでしょう。
21日(土):低気圧や気圧の谷が本州付近を通過する見込みです。昼頃から雪や雨の降る所がありますが、量は少なく空気を潤すほどの降水量にはならなそうです。
22日(日)~23日(月):西高東低の冬型の気圧配置が強まる見込みです。岐阜県山間部は大雪の恐れがあり、太平洋側の地域にも雪雲が流れ込むでしょう。
●22日(日)~23日(月):寒気が強く昼間も凍える寒さ
今回の寒気のピークは、22日(日)から23日(月)頃となりそうです。特に、上空 1500m 付近の寒気が強く、平地でも雪が降る目安とされるマイナス6℃以下の強い寒気が、東海地方をすっぽり覆いそうです。名古屋の上空は、一番低い時でマイナス9℃程度が予想されます。
東海地方は冷たい空気に覆われ、昼間も10℃未満で一桁の所が多くなりそうです。凍える寒さとなるため、暖かくしてお過ごしください。
●22日(日)~23日(月):雪の降り方は? 雪雲が太平洋側にも
岐阜県山間部は、断続的に雪が降り続き、警報級の大雪の恐れがあります。また、太平洋側にも雪雲が流れ込み、山沿いで積雪となる所があるでしょう。名古屋でも、雪雲の流れ込むタイミングがあり、初雪が観測されるかもしれません。ただ、雪が舞う程度で、名古屋市内の積雪の可能性はなさそうです。
●22日(日)予想24時間降雪量 23日(月)も雪は増え続ける
22日(日)から、岐阜県山間部では積雪が一気に急増し、23日(月)にかけて大雪が続く見込みです。積雪や路面の凍結による交通障害に十分な注意が必要です。最新の気象情報を確認するようにしてください。
24日(火):クリスマスイブには大雪のピークは過ぎていますが、雪の残る所はありそうです。
25日(水):クリスマスには、山間部の雪もやんで、広く冬晴れとなりそうです。
大雪への備えは、早めに済ませておくようにしてください。
※予想降雪量は、実際に積もる雪の量ではありません。
●雪道の運転 注意するポイントは
雪道で、車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転してください。車間距離は普段の倍以上とりましょう。トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。
大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。