今日9日(月)の朝にかけても、北日本の日本海側を中心に断続的に雪が降っています。北陸や関東甲信の山沿いなどでは積雪が急増。週末は一段と強い寒気が南下して、日本海側では雪の量が多くなるおそれも、雪道の運転はいつも以上に慎重に。
●北陸や関東などで積雪急増
週末は冬型の気圧配置が強まり、今日9日(月)の朝にかけても北日本の日本海側を中心に雪が降っています。
9日(月)午前5時現在の積雪の深さは、青森県の酸ケ湯で124センチ、北海道上川地方の音威子府で81センチ、新潟県の津南で57センチ、山形県の肘折で56センチ、群馬県みなかみ町の藤原は46センチでした。平年を上回る積雪の所が多くなっています。
24時間降雪量は、群馬県みなかみ町の藤原で53センチ(9日午前5時まで)、新潟県の津南で48センチ(9日午前3時まで)、福島県の桧枝岐で42センチ(9日午前5時まで)、長野県の白馬で25センチ(9日午前1時まで)でした。東北の太平洋側の内陸、北陸や関東北部、長野県の山沿いでは、1~2日程度で積雪が急増しています。
●14日から一段と強い寒気が南下
今日9日(月)は、冬型の気圧配置が西から緩むため、雪の範囲は午後になると狭くなるでしょう。ただ、明日10日(火)以降も北海道や東北の日本海側を中心に雪が降りそうです。
14日(土)からは冬型の気圧配置が強まり、⽇本海側を中⼼に荒れた天気となるでしょう。平地で雪が降る目安の強い寒気が、九州北部から関東付近まで南下する予想です。北陸から山陰の平地でも雪の範囲が広がり、雪の量が多くなるおそれがあります。今後の情報にご注意ください。
●冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」
この時期、車を運転する際に気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3)時には、迂回や出控えることも選択肢の一つです。ドライブプランなど、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4)時間に余裕をもって出発しましょう。慌てると、凍結した道路でもついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。