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北海道~山陰 来週は「10年に一度の大雪」の可能性 路面凍結・車の立往生など注意


気象庁は「大雪に関する早期天候情報」を発表し、北海道から山陰にかけての広範囲で12月11日以降、例年にない大雪の可能性があると警告しています。特に気温が急激に下がり、この時期としては10年に一度程度の降雪量となる可能性があります。大雪に対し、雪かき道具や適切な車両装備(冬用タイヤ、チェーン等)の準備が推奨され、雪道の運転には防寒具、非常食、モバイルバッテリーなども用意しておくと良いとされています。大雪が予想される場合は予定の変更も検討されるべきです。

この先は冬型の気圧配置を繰り返し、北海道日本海側・東北日本海側・北陸・長野県北部・群馬県北部・岐阜県山間部では11日頃から、近畿日本海側・山陰では13日頃から、この時期にしては降雪量がかなり多くなるという予想があります。これまで気温の高い状態が続いていたので、急に厳しい冬が来たと感じるでしょう。大雪に向けて、早めの備えが必要です。

●「大雪に関する早期天候情報」とは

12月に入っても、なかなか冬らしい天気が長続きしませんが、この先は、冬型の気圧配置が強弱を繰り返すようになるでしょう。最新の1ヵ月予報を見ても、全国的に、平均気温は「平年より低い」という予想が出ていいます。

そんな中、気象庁が5日(木)「大雪に関する早期天候情報」を発表しました。

「大雪に関する早期天候情報」とは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に、情報を発表します。

●来週「10年に一度の大雪」の可能性

今回、発表された情報によりますと、来週は冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けやすくなるでしょう。

北海道日本海側・東北日本海側・北陸・長野県北部・群馬県北部・岐阜県山間部では11日頃から、近畿日本海側・山陰では13日頃から、この時期にしては降雪量がかなり多くなる可能性があります。

全国的に、これまで気温の高い状態が続いていたので、急に厳しい冬が来たと感じるでしょう。農作物の管理等に注意するとともに、除雪などの対応が必要です。路面の凍結や車の立往生のおそれもありますので、この方面を走る車で、まだ冬タイヤに交換していないという方は、早めに交換してください。

●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。

(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。

(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。

(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。

(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

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