今日13日(水)午前3時現在、台風23号、24号、25号と3つの台風があります。25号は17日(日)には沖縄の南に進む見込みで、動きが遅くなるため、沖縄は先島諸島を中心に波や風・雨などの影響が長引くことが考えられます。また、台風24号は25号の後を追うように西進し、今週末には非常に強い勢力となってフィリピンの東へ進む見込みです。それぞれの台風が複雑な動きをすることも考えられ、その動向に注意が必要です。
●一時は4つの台風が同時に存在 11月としては初
昨日12日(火)は、一時、4つの台風(22号・23号・24号・25号)が同時に存在しました。台風が同時に4つ存在するのは、2017年7月23日以来、7年ぶりのことで、11月としては統計開始以来、初めてのことでした。
12日(火)15時に、台風22号が熱帯低気圧に変わり、今日13日(水)午前3時現在は、23号、24号、25号と3つの台風があります。
これらのうち、西に位置する台風23号は南シナ海を西よりに進むため、日本への影響はほとんどないでしょう。注意が必要なのは24号と25号です。
●台風25号は強い勢力になりました 今週末には沖縄の南へ
3つの台風のうち、真ん中に位置する25号は、今日13日(水)午前3時に「強い」勢力となりました。フィリピンの東にあって、西よりに進んでいます。
このあとも強い勢力を保ったまま西よりに進み、16日(土)にはバシー海峡を北上するでしょう。このあたりで強い勢力ではなくなるとみられますが、動きが「ゆっくり」となり、17日(日)から18日(月)にかけて沖縄の南に進む見込みです。
勢力が弱まっても台風の動きが遅くなるため、沖縄への影響が懸念されます。
●台風24号は非常に強い勢力へ
また、3つの台風のうち、東に位置する24号は、今日13日(水)午前3時現在、マリアナ諸島を西よりに進んでいます。
このあと発達しながら25号の後を追うように西進し、15日(金)には強い勢力に、さらに16日(土)には非常に強い勢力となってフィリピンの東へ進む見込みです。18日(月)に強い勢力でルソン島に達した後、進路はまだ定まっていませんが、このころには台風25号が沖縄の南にあるとみられ、それぞれの台風の動きが複雑になることも考えられます。
沖縄では湿った空気が流れ込んでいることから雨の降りやすい状態が続いており、さらに今週末はこれらの台風の影響で発達した雨雲がかかる可能性があります。先島諸島を中心に波や風、雨の影響が長引くことが考えられ、今後の台風の動向に注意が必要です。