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富士山で「初冠雪」 統計開始以来 最も遅い観測


富士山の初冠雪が11月7日に観測され、これまでの最も遅い記録である2016年10月26日を更新しました。初冠雪は例年の10月2日より36日遅れ、昨年より33日遅いものでした。これは、甲府地方気象台の観測に基づくもので、1894年の統計開始以来初めてのことです。初冠雪の観測条件は、山頂付近が雪などで白く見え、その様子が麓の気象台から確認できることが前提とされています。今回の遅れは、立冬を過ぎた現在、寒気が流れ込んでようやく観測されました。早い年では、過去に2008年8月9日に観測された記録があります。

今日7日(立冬)、富士山の初冠雪の便りが届きました。甲府地方気象台の観測で、統計開始以来、最も遅い初冠雪となりました。

●富士山 初冠雪

今日7日、富士山の初冠雪の便りが届きました。甲府地方気象台の観測で、平年(10月2日)より36日遅く、昨年(10月5日)より33日遅い初冠雪です。昨シーズンまでに最も遅い初冠雪は2016年10月26日でしたが、それを更新し、1894年の統計開始以来、最も遅い初冠雪となりました。

一昨日5日の夜からジワジワと寒気が流れ込み、富士山頂に雪雲がかかりました。今日7日の朝は晴れて、麓から、うっすらと雪が積もった富士山が見られました。

富士山の初冠雪は山梨県の甲府地方気象台が観測しており、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。

これまでの最も早い記録は、2008年の8月9日でした。

●初冠雪とは

初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。ただし、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。

初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。

また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。

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